【サンヨウ株式会社】“思いある人”が企業を繋ぐ卸業。

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「石油・道路事業」と聞いて皆さんはどのようなイメージを持ちますか?

 

ー生活していくうえで、不可欠な仕事であるー

 

これが今回、取材をした学生ライター砂畑のイメージでした。しかし、業務内容について「未知」とはこのこと。取材をするまでは現場で作業をしている会社なのかなと思っておりました………。

そんな僕が取材をさせていただいたのは、南区玉川町にオフィスを構えるサンヨウ株式会社

“これも何かの縁なので”と快く取材を受け入れて下さった平木利治社長。

「石油・道路事業」「公園事業」「ゴルフ事業」という3本の軸を持つサンヨウ株式会社についてとことんお聞きしたいと思います。

きっと皆さんのイメージを覆すお話たっぷりだと思います。

▼サンヨウ株式会社さんのホームページはこちら▼

サンヨウ株式会社の平木社長
素敵な応接室で、取材をさせていただきました。

サンヨウ株式会社の変わらずして、現代にマッチする力

平木社長は我々と同じ福岡大学出身。お祖父様が創業し、平木社長は3代目。

継承された社長として働く苦悩はなかったのでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
平木社長

社長だからとか、社長なら、というようなスタンスで働いていないのですぐには思い浮かばないですかね。社長になってすぐにしたのは、これは良くないと思っていた風習や仕組みを改善したことです。

私が社員として働いていた頃は、同じ会社なのに他の部がしている仕事についてあまり知らなかったんです。しかし、我々は中小企業だからこそ、他の部への理解をすることが重要だと考えました。そこで人と人とをシャッフルして働いてもらいました

確かに社員一人一人がどの業務も担当できる方が、企業として利益が出る。

だから人員配置をシャッフルして働いてもらったのかな。

僕は社長に何気なくこの仮説を投げかけてみました。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
平木社長

いえいえ。そういうわけではないんです。確かに一人が複数の仕事をできる方が単純な生産性は上がるかもしれません。しかし、それよりも大切にしたのは“その人に合っている業務を探すこと”です。入社して、ある部署に配属されたからそこで業務を全うし続ける。これではその人の魅力は引き出せません。“適材適所”を見つけるための取り組みだったんです

僕の仮説は的を得ていませんでした。利益どうこうではなく、社員の方の魅力を引き出すことにフォーカスしているようです。

ーどこからそのようなお考えにつながるのでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
平木社長
一番は安心して働ける環境が大切だからですかね

ー安心して働ける環境というのは、どんな意味で安心できるということなんでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
安心っていうのはまずはサンヨウ株式会社で働く社員の精神的安心のことです。「自分のやりたいこと」と「している仕事」にギャップがあると、どうしても満足いかない結果が起きてしまいます。その面で安心を与えられるようにまずは適材適所を見つけます

躊躇なく、続けて質問してしまいました。

ーそのほかに安心を与える要素はありますか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
精神的ではない面で言えば、財務的安心ですね。必ず社員に決算書を見せて、儲かっているのか、儲かっていないのかというような話をします

確かにそれはとても安心できる材料だなと感じました。

お給料を変わらずもらえてるから財務的に安定しているお給料が減ったから不安定、そういう話ではないです。しっかり企業の成績として財務の面を見られることはきっと安心につながります。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
あとは家族ですかね

ー家族というのは「社員は家族である」というような考えでしょうか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
いえ、社員の家族の方々にも安心してもらうということです。そのために必ず社員のご家族にも出席してもらう式典をしています。ご家族からすれば、「どんな企業でどんな人と働いているのか」気になると思いますので。この取り組みは私の代からではなく、創業時から行っています祖父が亡くなる前に、この式典だけは必ずしていきなさいと言われたことを強く覚えています

そんなところまで、というと失礼な言葉になりますが、そのような発想がなかった僕には衝撃的なイベントでした。

他にもこのような取り組みをしているのだろうか。いや、しているに違いない。

ー創業から続く社員に対する取り組みというのは他にもあるのでしょうか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
そんなに珍しいことじゃないと思うんですが、私が社員一人一人に面談をしていますやっぱり直接話を聞かないとわからないことって多いですから。1年に3回はこの面談を実施するようにしています

ーどんなことをお話しするんですか?一人当たりどのくらいの時間を使うんですか?

興味がありすぎて、同時にいくつも質問をしてしまう僕。ただ、そのくらいインパクトのある取り組みに感じたんです。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
基本的には誠意、創意、熱意という社訓に基づいて話していきますね。簡単に言えば1回目の面談はその人に1年の目標を立ててもらって、2回目に中間経過を見る、3回目では結果がどうなったのかというように。一人当たりの時間は人それぞれですね。けど、短くて40分くらいかな

最低でも40分は時間を使って一人一人とお話をしている社長。

もちろん面談の中では目標を決めたり、それに対するフィードバックをしたりするだけではなく、今の仕事が合っているかとか、働いていてどうか、というお話もするようです。

社員さんに対する思いを話してくださった平木社長
「長い方では2時間も面談します」と平木社長。丁寧に面談されているようです。

ー社訓でいうと、誠意や熱意というものは数値的に測りにくいものかと思うんです。ということは社員に目標を決めてもらうのは、会社としての利益をあげることが目的ではないということですか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

そうですね。会社がどうこうではなく、純粋に社員が成長できる環境を作るという意味で行っていますね。そういう取り組みでいうと、うちではなんでもやっていいよと常日頃言っています。

なんでもやっていいというのは、仕事の面だけではなくていわゆる資格勉強だとか留学だとかですね。実際、それらの勉強をするのは社員ですから、会社は費用を全部負担するという形で応援しています

社員の資格取得にかかる費用を全部負担!!なんて器の大きい取り組みなんだろう。

ー費用を負担するということは、業務に関わる資格に関してのことなのでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
いいえ。一概にそういうわけではないですよ。この取り組みを始めた頃はみんな”ペン・習字”の資格を受けていましたし。事業に関わるから負担している、というわけではないんです。社員の成長のためにしています

ーなぜ、そこまで成長を後押しする取り組みをしているのですか?ー

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
自分で決める力をつけて欲しいからです。人に言われてやるというのは、どうしても長続きしなかったり、熱意が足りなかったりします。だから自分に必要なことを判断して決めるという力をつけてもらうことが、社員の成長につながると考えています

「社員の成長」を掲げている企業というのは当たり前のようにたくさんあります。そして、その目的は企業の利益に直結するから」だと僕は考えていました。

しかしサンヨウ株式会社では、社員の方、一人一人の熱意や誠意に訴えかけ、好きなように活動してもらう。それによって社員の方々の成長つながり、会社として安心できる環境を与えらえると考えているようです。

平木社長は、統制的な仕組みの構築はしていないとお話ししていました。

統制的ではないというのは、「ここはこうしなさい」、「そこはああしなさい」というような指示は出していないということ。「してはいけないこと」だけを共有して、あとは社員の方々に任せているようです。

このようなお考えをお持ちの平木社長。一体、どのようなキャリアを積んで、現在に繋げていらっしゃるのでしょうか?

淡々と、そして熱く、思いを話してくださる平木社長
淡々と、そして熱く、思いを話してくださる平木社長

「サンヨウの社長として」ではなく、「人として」

我々Navi-razのメンバーと同じ大学を卒業したあと、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

もともと私はサンヨウで働くつもりはなかったんです。というのも、私はちょうど就職氷河期と言われる年代。働きたくても働けない状態で、たまたま見つけた会社に採用をされたんです。だからそっちで働こうと決めて、名古屋に行きました。そこで働くことが楽しかったので当分離れるつもりはなかったのですが、たまたまいくつかの要素が重なって福岡に戻ってきました

なるほど。平木社長は大学を卒業してすぐにサンヨウ株式会社で働いていたわけではなく、福岡に戻ってきて、まずは営業の仕事をしていたそう。その後社長に就任。

社長の人生のキーポイントはどこかと聞かれた場合、ご家族がされている企業で働かずに名古屋へ行ったところでしょうか?それとも名古屋から福岡に戻ると決断したところでしょうか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
名古屋で働かせてもらったところですかね。そこでは土木の卸業をしていて、右も左も分からない私に先輩たちが指導をしてくれたんです。その経験がなければ今の自分はいないでしょうし、当時指導をしてくれた方々にはたくさんの恩を受けたと感じています

話していて、ふと、気が付いた僕。

それは、時折、社長の口から発せられる「思い」、「恩」、「縁」、「安心」というようなお言葉。

そこでたずねてみました。

ー社長は「気持ち」や「思い」というものに大きなウエイトを置いて過ごしていらっしゃいますか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
そうですね。自分では強くそう思っているわけではないんですが、よく周りの方々から言われます。この辺は次回の取材で社員に聞いた方がよく分かるかもしれません

確かに社長のことを近くで見ている社員の方々にお聞きしたほうが、よりリアルな平木社長のお人柄が分かるかもしれない。

しかし、どうにかして、平木社長のお考えの根元にある何かに辿り着きたい僕は「社長が大切にしている考え方」についてお聞きしました。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
尊敬する人や考え方はたくさんありますが、一つ挙げるとしたら与えた恩は水に流し、受けた恩は石に刻む”ということですかね

与えた恩は水に流す。そして受けた恩は石に刻む。ですか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

そうです。例えば、私が誰かに恩を与えたとします。しかし与えた恩が別の形として返ってこない場合も当然あります。これに対して、恩を仇で返す”というような捉え方をしているようでは、まだまだ人間として未熟だなというように考えているんです。

「恩が返ってこないのは自分が他の恩を大切にしていないからだから受けた恩はしっかりと覚えておく、心に刻むことが大切なんです

ー周りから恩を受ける人というのはどんな人でしょうか?ー

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
相手の立場になって話を聞くことができて考えることもできる人ですかね。相手が欲していることに気が付けるか付けないかで、恩を与えられるかどうかが決まると思っています。気付きのセンスがあるという感じですかね

ー気づきのセンスを磨くにはどうすればいいでしょうか?ー

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

うちでやっていることで言うと、掃除ですね。掃除って教育しやすいんです。掃除では何が大切かというと、“道具”と“段取り”なんです。例えば、洗剤を付けて磨くかどうかが“道具”だし、その洗剤や道具を準備できるかが“段取り”なんです。あとは時間内にどれだけ綺麗にできるかが成長ですね。

掃除が上手い人は営業が上手い営業が上手いと言うのは気付きのセンスがあると言うことなんです。”この場所にはこの道具を使った方がいい”というような気付きや、”ここも汚れている”と気が付けるセンスです。だから掃除が上手い人は営業が上手いんですね。相手が欲しているものに気が付くことができますから

すごく納得しました。「道具」を準備することにも「適切な判断をするための気付き」が必要です。「段取り」を組むために「目的を持つための気付き」が必要です。

つまり、ここまでに平木社長が話してくださった「適材適所」、「年間の目標設定」、「気付きのセンス」というキーワードたちは全て繋がっていました。

ここまで一貫して軸がブレない平木社長のお言葉一つ一つには、説得力と重みがありました。

素敵な応接室でインタビューをしました。

サンヨウ株式会社が複数の事業にかける思いとご縁

ここまでは、平木社長のお人柄や社員の方々に対して持っている思いについてお話を聞きました。

では、次にサンヨウ株式会社の事業についてお聞きしていきたいと思います。

ー恐らく「サンヨウは何をしている会社ですか?」と聞かれたことがあると思いますが、その時に平木社長はどのようにお答えするんですか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

うちは三つの軸を持って事業をしているから、一概に言うことは難しくて。環境整備・インフラ整備の卸”に携わっています、とよく言いますね。ただこれでは抽象的すぎて伝わらないことが多いですが

確かに、「石油・道路事業」、「公園事業」、「ゴルフ事業」という3本の軸を持つサンヨウ株式会社を簡単に説明することは難しそうです。特に公園事業ゴルフ事業という二つがとても気になります

しかし、まずは「卸」(おろし)について説明していただきました。

ー恐らく、学生の中には「卸」というワードがピンとこない方もいらっしゃると思います。

特に環境整備というようなワードや、石油・道路事業というワードがあると、現場に出て働くというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
なるほど。うちは卸ですのでメーカーさんと現場を繋ぐ仕事、というふうに説明すればいいかと思います。なのでスコップを持って働くというようなことは全くありませんね。公園事業というのも公園を建設するわけではなくて、どんな遊具を配置しようかとか、どのメーカーさんから購入させてもらおうか、と考えるというような内容ですね

公園事業。これは僕が一番気になった事業です。公園事業って公園を作るということだろうけど、サンヨウ株式会社ではどんな業務を担当するんだろうと考えていました。そもそも、公園というものは当たり前に存在していて、企業や人が関わっているというイメージすら持てないものでした。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
公園事業は先ほど説明したようなことをします。この事業に対して持っている思いは、やっぱり“子どもたち”に対するものです。公園って、小さいころに友達と思い出を作る場所なんです。だからより良い思い出が残るような公園をつくれたらな、という思いを持って取り組んでいます。ゴルフ事業というのは主にゴルフ場にある橋や散水機に関わるもので、福岡にあるゴルフ関連施設の8~9割は関わらせていただいてます

なんて素敵な思いを持って公園事業をしているんだろう。胸が打たれる思いの僕でした。子どもたちに良い思い出を提供するために、企業と企業を繋ぐのがサンヨウの公園事業とても魅力的なものです。

ゴルフ事業においては、アメリカのメーカーから商品を輸入をして、ゴルフ関連施設の建設に携わっているそうです。

オフィスの踊り場には、これまでにサンヨウ株式会社が携わってきた施設の写真が。
オフィスの踊り場には、これまでにサンヨウ株式会社が携わってきた施設の写真が。行ったことのある施設もありました。

しかし主軸となる事業は「石油・道路事業」。どのようにして公園事業とゴルフ事業は生まれたのでしょうか。

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し
これらは厳密にいうと、うちがきっかけの事業ではないんです。ご縁でできた事業と言えます。もともとうちが取引をしていたアスファルトを扱う企業が、公園にも使うことができる製品を作り始めて、よかったらこの製品を売ってくれないか、というところから始まった事業なんです。その後、公園で使っている製品がゴルフでも使えると分かって、ゴルフ事業が始まりました。創業から続けていた事業からご縁が広がってできた事業だと言えます

ご縁で繋がった事業。もっと詳しく聞きたいと思いましたが、平木社長から「事業については私よりも担当者に聞いた方が、より思いを持っていますし、詳しいことも聞けると思いますよ」というアドバイスをいただきました。次回の取材のためにとっておこうと思います。

抽象度の高い表現をすると、「こんなに魅力ある企業」で働く人たちはどんな人なんだろう。また、どんな人物像を求めて採用活動を行ってるんだろう。

これが最後に残った僕の疑問でした。

ーどんな人と働きたいというようなコメントをいただいてよろしいでしょうか?

サンヨウ株式会社平木社長吹き出し

そうですね。私が大切にしたいのは、ここまで話してきたような、“自分で決める力を持っている人”や、“相手の立場になって考えることができる人”、“気が付くセンスを持っている人”です。うちはあくまで卸ですから、専門的な知識を持っているというよりも、“人として成長する意欲や熱意がある人がいいんじゃないかなと思います

やはり、ここまで話してくださった内容が繋がっていて、とてもイメージがしやすい人物像でした。

しかし、一つ違う点があるとすれば、「こんな人」ではなく「こんな人になりたいという意欲がある人」という点です。

平木社長が話してくださった内容というのは、すぐさま実践して身につけるには難しいものです。しかし、そこに達していないからダメ達してればイイということではなく、「思い」が大切ということです。

あとがき

今回はサンヨウ株式会社 平木社長に取材をしました。

専門的な事業内容が多そうなので、理解するのが難しい話になると思っていたのですが、

平木社長の「人」や「思い」に対するお考えがダイレクトに伝わってくる取材になりました。

特に読者の学生の皆さんは、「事業内容に対するイメージ」「記事を読んで得た感想」にギャップがあったのではないでしょうか?

企業名や事業内容だけでは判断できない、企業の雰囲気やキャラクターがあるものです。

サンヨウ株式会社には、長い歴史の中で変わらずに今も輝き続けている取り組みや、新しい時代に向けて変化していく取り組みがありました。

事業内容など、詳しく知りたい方はぜひサンヨウ株式会社のホームページを訪れてみてください。

▼サンヨウ株式会社さんのホームページはこちら▼

 

またNavi-razでも、サンヨウ株式会社さんに対して残り2回の取材を行っていきたいと思います。

取材の中で出た、事業の詳しい内容社員の方々から見た社長のお人柄なども発信してければと思います。

次回も就活生の方にも、社会人の方にも楽しんでいただけるインタビューになること間違いなしです!

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