学生の皆さんは就職活動をするにあたり「企業の方はどんなことを考えているんだろう」「どんなポイントを重視して採用を行っているのだろう」と考えると思います。
それと同じように、福岡には「学生のことを考えた採用活動」を行う企業さんがあります。
それが今回ナビラズが取材した日本電通株式会社(以下:日本電通)さん。
日本電通さんはパソコン・インターネットが広く普及する前から、福岡のITインフラを支え、今では西日本各地に営業所を持つちます。
学生のことを考えた採用活動だけでなく、若手社員が輝く環境つくリにも力を入れている日本電通さん。
今回はITの発展に幅広く貢献しつつ、若手の育成に尽力する日本電通さんにインタビューをしました。
ぜひ最後までご覧ください!
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日本電通株式会社の橋本社長が考える「人生の動かし方」
まずはじめにインタビューを受けてくださったのは、日本電通の橋本社長。
橋本社長は福岡大学を卒業されたのち、お父様が創業した日本電通を受け継いだ、2代目の社長さんです。
学生の頃に福岡からオーストラリアへ留学を経験し、半年お仕事をしていた経歴をお持ちの橋本社長。
帰国してからは東京の通信会社で7年間勤務し、その後、福岡に戻り現在に繋がっているようです。
橋本社長の学生時代では“留学”広く認知されていたわけではないようで、今の学生が留学することとは違いがありました。
ー海外留学の経験が今に繋がっているとお考えになりますか?
はい。例えば、ナビラズさんは学生のうちに起業をして、こういう課題を解決していきたいんだというような思いとか、こうなりたいんだというビジョンがあると思います。
他の若い人だって具体的じゃなくても現実的じゃなくても大きなビジョンを描くことはできるんです。すると不思議なことに、人生というものは自分が描いたビジョンの方に進んでいくものなんです
ー描いたビジョンに向かって人生が動いていく、ですか?
そうです。私はオーストラリアに留学している時にためたお金で世界一周旅行をしたんですね。当時は今と比べて安価にそういうことができましたし、オーストラリアは日本よりも給料がよかったんです。
その世界一周の中でいくつかの国に訪れたのですが、中でも印象的なのはタイでした。
今のタイといえばかなり発展していますが、当時のタイはカルチャーショックを受けるような状態でした。
しかし、豊かな自然があって、日本には無い植物が育つんです。例をあげると3年で成長する木があったんですね。なので山をいくつか買って、その木を順番に育てていって、日本や他の国に輸出する事業をしたかったんです。なのでそういう商社に就職しようとしていたのですが、色々とあって叶わずでした
ーはい。しかしここまでのお話だとビジョンの方向へ人生が動くということは分からないのですが、、、。
そう。私もその時は見えていなかったんです。ただ、東京から福岡に帰ってきて仕事をしている中で“タイでLEDを作って輸出したい”という相談を受けたんです。その相談に対して私はすぐにお返事をして、実際に事業を起こしたんですね。
結果、木材を輸出してタイに貢献することはできなかったんですが、違うものを使って事業をする事ができたんですよね
ー長い時間をかけて、ビジョンに近づいたという事ですね。
そうなんです。ビジョンやその人が持つ思いというものは、思い続けるといつか叶うものなんです。どこかのタイミングで思いの方向に人生が動き始めるんですよね。
思いが運命を動かしていくことがあるんです。なので、若いうちから何かを諦めるのではなくて思い続けることが大切なんです
ービジョンを持って、思い続ける事が大切なんですね。
そして、私はビジョンに向かって頑張る社員たちを応援したいと思っています
ー社員さんのお話が出ましたので、続けて聞きたいのですが、社員さんに「大切にしてほしい」と思っていることはありますか?
これは採用にも繋がってくる話なんですが、人が成果を出すには“能力”、“熱意”、“考え方”この3つが重要だと考えています。
能力というのは生まれ持ったセンスだったり、訓練して手に入れたスキルだったりを指します。
しかし、能力があるから良いというわけでは無いんですね。実際、日本電通では学歴重視の採用はしていません。私が能力よりも大切にしているのは熱意だからです
ー熱意を重視しているのはなぜですか?
ーでは「考え方」というのは具体にどういうものでしょうか?
考え方は、プラスなのかマイナスなのかという話です。
マイナスな考え方を持つ人というのは失敗を誰かのせいにしたり、人の才能を妬んだりします。能力があって熱意があっても、人を妬む心や拗ねた性格の人ではなかなか良い結果が生まれません。
それだけではなく、他の人の足を引っ張ってしまうんですよね
ープラスな考え方というのはどういうことでしょうか?
プラスな考えを持つ人とは、世のため人のために努力をする事ができます。
能力が高くなくても、熱意とプラスな考え方を活かして成果を出す人が日本電通にはたくさんいます。ですので日本電通ではそういった熱意とプラスな考えができるようになっていこうという思いを持って日々業務を行っています
ー熱意や考え方に対する橋本社長の姿勢がとても伝わるお話です。ただ、情熱をいつまでもキープすることはそう簡単ではないと思うのですが、これに対して橋本社長はどうお考えでしょうか。
そうですね。自分のモチベーションをキープし続けるのは簡単なことではありません。
そこで私たちが会社として提供できるものが理念だと考えています。この会社が何のために存在しているのか、それをしっかりと社員のみんなに浸透させることが大切なんです。
そのためにフィロソフィーを今作っているところです。それが今年の夏には出来上がるので、社員のみんなにも共有していきたいと思っています。
日本電通で言えば、従業員の幸せを作る会社を理念に掲げていますから、そのために利益を上げなければなりませんし、誰もが活躍する場を作っています
ーありがとうございます。貴重なお話をたくさん伺う事ができました。最後に学生に向けて何かメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?
学生さんは、社会に出て何をしたいのかを考える時間がたくさんあると思います。なので、じっくりと、自分は社会にどう貢献したいか考える時間にして欲しいなと思います。
1社目から希望する企業に勤められなくてもいいんです。大切なのは冒頭話したように、思いを持っているかどうかです。思いを持っていれば自然とその方向に人生が動くものですから、じっくりと自分を見つめ直して考える時間にぜひ使っていただきたいです。
運命に流されて作っていく人生も素敵ですが、自分で運命を動かして人生を作っていくことの方が最終的な満足感は大きいと思うんです。ぜひ、高い目標や大きいビジョンを掲げていただきたいなと思います
最後には、学生に向けて温かいメッセージをくださいました。
日本電通でキャリアをつくる
橋本社長へのインタビューのあとは、日本電通の人事課でご活躍されている園田さんと江口さんにお話をうかがいました。
ーお二人が実際に日本電通で活躍されている中で、ここがスキだなと思うところを教えてください。
日本電通には、社員だけがみられるポータルサイトみたいなのがあるんですね。そこでは真面目な文書が送られてくることはもちろんなのですが、社員一人一人のプロフィールも見られるんです。
日本電通は事業所が多いので、なかなか会うことができない社員さんもいるんです。だから、ポータルを通してコミュニケーションをとることができるのはいい取り組みだなと思っています
ーちなみに園田さんはどんなプロフィールを書いてるんですか?
ーなるほど!(笑)フランクな内容も届けられるのはいいことですよね。
江口さんは日本電通のどんなところがスキですか?
ー結構ベテランの方とお話しされることもありますか?
そうですね。他の事業所に行ってもたくさん話しかけてくれます。
普通、若い世代がベテラン世代の方に話しかけるのって結構難しいと思うんです。
きっとそれを分かってくださっているからこそ、ベテランの方から話しかけてくれるので楽しくコミュニケーションを取りながら働くことができています
ー日本電通さんでは若い世代が活躍できる会社ということを掲げていますが、それにもつながる雰囲気と言えますね。
若い人が会社の中で活躍するっていうのはいいことだと思うんですよね。
というのも、若い人が持っているエネルギーはやっぱり大きいんです。今月これだけ売り上げたけどまだ頑張るぞ!!っていうエネルギーを若い人の方が持ってるのかなと思いますね
ー実際、日本電通入社2年目で人事課として活躍されている江口さんは、“若手が活躍する”ということに対してどんなふうにお考えですか?
ー若手を応援してくれる、ですか。実際にそういう経験がありますか?
日本電通ではキャンペーンと呼ばれるものがあって、営業所ごとに売上など、数字を競う取り組みがあるんですね。
私は入社当時営業職だったのですが、同じ事業所の方々がすごく応援してくれるんです。キャンペーンの取り組みの中に新人賞というものがあって、“江口が新人賞を取れるようにみんなで頑張ろう!”というような感じで、先輩方が指導をしてくれたり声をかけてくれたり。
そのご支援もあって新人賞を取った経験がありますね
ー3回もですか!日本電通さんでは若手の魅力が輝く環境が整っているんですね。
ではお二人が日本電通さんで働くうえでのモチベーションというのは、どのあたりにあるのでしょうか?
私は営業サポートという職種を4年間していたんですが、その時はお客さんからの喜びの声をいただけた時にすごくやりがいを感じていました。
今は人事に異動したので、現場で働く社員の方々の手助けをできることがモチベーションですね
ーお客さんの声がモチベーションだったのが、社内のメンバーからの声へと変わったということですね。江口さんはどうでしょうか。
去年は1年目だったので何にも分からずひたすらに頑張っていたんですけど、仕事内容が営業から人事に変わって、接する人がお客さんから学生に変わったんですね。
その中で、学生から声をかけてくれたり、相談してくれたりするのが私のモチベーションかなと思います
若手社員が輝く日本電通を目指して
ーそれでは日本電通さんの「採用」についておうかがいできればと思うのですが、採用の流れはどのような感じになっているのでしょうか?
ー採用活動の流れの中で、それぞれどのようなことを具体的に行っているのでしょうか?
ー採用活動において何か大切にしていることはありますか?
私は日本電通に入社してまだ2年なので、どちらかというと企業側というよりも学生側の視点で採用を見ているんですね。
実際、私も就活生としてスーツを着て説明会に足を運んでいたので、就活生の不安だったり悩みだったりを理解できるんです。なので、その視点を採用活動に生かしています
ー具体的に学生視点を生かした取り組みはありますか?
直近で言えば、学生とのやりとりをメールではなくてチャットツールに変えたんです。今の学生ってメールよりもチャットツールの方が馴染みがありますし、メールだといろんなことが原因で連絡を取れなくなる事があると思ったので全てチャットツールに変更しました。
あとはPR動画を作ったり、日本電通の公式インスタグラムを作って、学生に情報が届くような体制を作り始めました
他には、大学に行って企業説明会をすることがあるのですが、そこに日本電通で一番若い社員を連れていくようにしています。
やっぱり学生さんは年齢の離れた人の意見より、自分たちに近い世代の意見が欲しいと思うんですよね。なので学生さんの興味に合わせた説明ができるように心がけています
ーここまでお話いただいたように、採用活動に対して様々な工夫を凝らしていらっしゃる日本電通さんですが、どのような理想を持って採用活動を行っているのでしょうか?
採用活動ってまるで企業が学生さんを選んでいるように思えますが、企業が学生さんに対して内定を出したとしても、その企業で働くかどうかを最終的に決めるのは学生さんなんですよね。
なので、企業の思いだけを押し付けて採用するのではなくて、学生さんの思いを大切にした採用活動を行っていきたいと思っています
なので、私たちも率直に“日本電通はここが魅力で、ここは大変だよ”ということを学生さんに対して正直に伝えるようにしています。
やはり入社してからギャップがあって“なんでこんな会社選んだんだろう”って思ってほしくないんです。
それに、そうやって正しく伝えることで、本当に日本電通で働きたい人っていうのが集まってくると思います
日本電通株式会さんのお話をうかがって
今回は日本電通株式会社代表取締役社長の橋本社長と人事課の園田さん、江口さんに取材を行いました。
取材の途中で「この仕事には元気が必要なんです」とお話くださった橋本社長はとても明るく、こちらまで元気にさせてくださるような方でした。
若手の社員が輝くことに思いを懸け、大きな組織をまとめていらっしゃいました。
人事課の園田さん、江口さんは、「就活をするのは学生さんだから」と何度も口にされ、お互い理解したうえでの採用ということに重きを置かれていました。
もっと詳しい事業内容などについて興味のある方は下のリンクから日本電通さんのホームページをご覧ください!
▼日本電通株式会社さんのホームページはコチラ▼ 通信機器事業、セキュリティ事業、ネットワーク事業、省エネ事業におけるコンサルティング提案販売、設置施工、保守メンテナンス…
▼日本電通株式会社さんのインスタグラムはコチラ▼
https://www.instagram.com/nihondentsu/
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