インタビューの最中、“どんな日本になってほしいですか?”と質問すると、
「やさしい日本になってほしいですね。日々の生活においても仕事においても。そうすることで、心豊かに過ごしていくことができると思うんです。だからこそ弊社では、社員が働きやすい体制を整えつつ、より良いサービスも作りつつ、やさしい社会つくりに貢献しています」
そうお話ししてくださったのは株式会社ソントレーゾ代表取締役社長の小林邦雄社長。
今回ナビラズが取材したのは、ITの分野で活躍される株式会社ソントレーゾ(以下:ソントレーゾ)さん。
時代の最先端を行くIT業界。きっと知らない世界がたくさん広がっているんだろうなとワクワクした気持ちで取材に向かいました。
すると早速気になるものが!
気になるものとは、この“来訪受付システム”。
なんと、タブレットで受付を済ませると対応する社員さんに通知が飛ぶようになっているそう。この来訪受付システムでスムーズな来訪対応が可能になっている様です。
いきなりIT事業を営むソントレーゾさんならではのお出迎えに驚きました。
今回のインタビューでは常に時代の最先端を走るIT業界、そこで働く方々はどんなことを考え、どのように働いているのかを尋ねてみました。
インタビューを受けてくださったのは小林社長、DX推進事業部の藤野澄子さん、井上幸乃さんです。
是非最後までご覧ください!
株式会社ソントレーゾ設立の秘話を小林社長に迫る!
まずは、最初にお話を伺ったのは小林社長。
小林社長は、短期大学で情報処理について学んだ後、家業である電気工事士のお仕事をされていました。その後様々な経歴を経て、もともと興味のあったITの会社に転職したそうです。
その後なぜ、株式会社ソントレーゾを設立することになったのか、その秘話に迫りました!
ITの分野で長年仕事をしていて、実は“働きづらさ”や“やりにくさ”というのを感じていたんですね。
特にとても非効率的に作業を進めている気がしたんです。そこで、いわゆる“作業効率化”を行ってみると、5人がかりで30時間かかる作業が75分で終わってしまったんです
すごい!30時間を1時間にしてしまうなんて、、。しかし、この“効率化”のお話がどのように“ソントレーゾ設立”に繋がるのでしょうか?
それから業務の効率化をとことんやり続けるようになったんです。
それはよかったのですが、本業とは離れたところに業務効率化の作業があったのでなかなかやりたいようにやれず。
そんなことがあり、もっとIT人材が仕事しやすい、そういう仕事環境があったら良いなと考えていたんです。
この考えがソントレーゾ設立のきっかけになりました。
私の他に創業メンバーは2人いて、合計3名のIT業界経験者が、自らの経験を活かして創ったのがソントレーゾなんです
ご自身が感じていた“もどかしさ”を活かし、エンジニアが働きやすい環境を創りたいという熱いお気持ちが創業に繋がったんですね。
そこから始まったソントレーゾさんはどんな事業を行っているのでしょうか。
ソントレーゾの事業はいわゆるITの分野です。“DXの推進支援”や“デジタル人材の育成”、“クラウドのシステムの構築”などを行っています。
ソントレーゾではITの導入、教育、開発支援もできますし、開発代行もできます。ITに関わるコトを一貫して行える事業を強みとしています。
また、Microsoft製品をフルに活かした事業を行っています。ローコードを使って“業務をどんどん効率化していきましょう”、“デジタル化していきましょう”という段階から、IT人材育成や教育も行っております
ITに関わるコトを一貫して事業とし、ITのお医者さんのようになんでも相談できるんですね。
まさに、経営理念でもある“IT分野の町医者”としてご活躍されるソントレーゾさん。
しかし、“IT”と聞くと技術を持った人しか活躍できないのかなと考えたのですが、ソントレーゾさんではIT業界未経験で入社された社員さんもいらっしゃるのですか?
この後インタビューに登場する藤野さんも井上さんもローコード分野は全くの未経験です。
開発経験も無いという状態で入社しましたが、今ではとても活躍してくれています
そうなんですね!しかし、やはり“IT”に関わることをゼロから勉強するのはハードルが高いように感じてしまいます。
そうですよね。だからこそ、IT人材の支援や育成を推進しましょうという流れは強くなってきています。
しかし、現在でも日本の企業の7割以上が自社に情報システム部門を持っていない状況です。これとは反対に海外の企業の7割以上がIT業務に精通した部署を内省しています。
日本の企業の場合は、不足しているITの資源をアウトソーシングしたり、サービスを利用して補っています。
だからこそソントレーゾでは支援や委託業務に加えて、IT人材の育成も行える体制を整えているんです
実際にソントレーゾさんでは有償インターンなども行い、IT人材の育成にとても力を入れていますよね。
では、これからソントレーゾさんが目指すものとはどんなものでしょうか。
今は、全国どこにいてもパソコンとネット環境があれば仕事をできる時代です。
そんな状況を活かして、今後は福岡だけではなく全国の企業さんのIT環境を整える、IT人材育成をする、そうやってIT人材が過ごしやすく活躍できる環境を創っていきたいと考えています
小林社長がソントレーゾ創業時に持っていた“IT人材にやさしい環境創り”という考えを曲げずに、現在もそしてこれからも“他の人のために”という熱いお気持ちを持って活動しているお姿に感銘しました。
DX化で世を変革!ソントレーゾのお仕事に迫る!
次に、お話を伺ったのはDX推進事業部に所属する藤野澄子さん。
藤野さんは有償インターンという形でソントレーゾと出会い、現在は正社員になって2年4か月になるそう。二児の母としての顔を持ちつつ、最先端の分野で活躍する藤野さんにソントレーゾさんのお仕事について伺いました。
まず質問したのは“DX”という言葉について。最近DXという言葉をよく耳にしますが、具体的に何を指す言葉なのか尋ねてみました。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、様々な業務、日常生活、全部を含め、それをデジタル化して効率化するというのが目的の一つです。
これに加えて、デジタル化することによって蓄積されたデータを分析したり活用したりして、企業活動や日常生活をより良くすることを包括してDX化という言い方をします
なるほど!DX化は、ただ紙の資料をデジタルにするだけでなく、デジタルである強みを活かしてさらにより良いものにしていくということなのですね。
では、DXやITに関わるソントレーゾさんの仕事では、どんな業務を行っているのですか?
私の業務の中で一番ウエイトが大きいのは、企業様のDX化支援です。
企業様がDX化を推進して行く際にお困りになるのは、やはり専門的なIT技術が必要となる部分です。
例えば業務の効率化を図るためにツールを作ろうとすると、コードを用いた作業を必要とします。そんな時に私たちがお手伝いをするんです。
他の業務では、企業様や自治体様向けのセミナーなどを行っています。ITというものを活かすことで何ができるのか、実際にITというものを導入するにはどうすれば良いのか、社内でIT人材を育成するにはどうすれば良いのかなどをお話しします。
これに加えてソントレーゾの社内業務を効率化するためのアプリも作ったりしています
IT企業と聞くと、コードをゴリゴリ書いたりパソコンに向かい続けたりするイメージでしたが、主にサポートを行いセミナーなどを行っている点が意外でした。
では、実際の仕事で苦労されている部分はどんなところですか?
IT系の仕事って、作業の部分が難しいんじゃないかと考える方が多いのかなと思います。
私も入社する前はそういった考えを持っていたのですが、実際に私が感じたのは“コミュニケーション”に関係する難しさでした。
例えばDX化の支援をするにしても、技術者の専門的な言葉を理解しなければなりませんし、依頼者に対して技術者が話したことを噛み砕いて伝えなければなりません。
ITのお仕事と言ってもあくまで人と人との関わり合いなので、これが一番苦労したことかなと思います
実は技術的なでは無い点に難しいところがあるんですね。実際に現場で働く方だからこそ知ることができるご苦労を聞ける、貴重な体験でした。
IT企業って厳しいの?入社2年目の井上さんが語る本音。
最後にお話をうかがったのは入社2年目の井上幸乃さん。
井上さんは文系出身だそう。どんな思いでソントレーゾさんへの入社を決めたのでしょうか。
大学では芸術関係の勉強をしていたのですが、ITという分野に興味や魅力を持って就職活動を行っていました。
IT業界にはたくさんの企業さんがいますが、その中でソントレーゾに入社しようと決めたきっかけは、私のようにプログラミングの経験が無い方でも活躍しているというお話を聞いたことでした。
小林社長から“プログラミング経験がない人がこんなアプリを作ってデジタル改革していますよ”というお話しをたくさん聞く機会があり、もしかしたら自分にもできるかもと思ったのがきっかけです
未経験でも大丈夫かも、という印象が入社につながったんですね。
では、実際に入社してどんなことを感じましたか?
入社してすぐに新型コロナウイルスが流行し、すぐにリモート勤務になりました。
なので、社員の人と顔を合わせるっていう機会は少なかったんです。しかし、チャットやバーチャルオフィスで、すぐに聞きたいことを聞けるという、お話ししやすい環境があったので不安はありませんでした。
それにリモート勤務に関わらず、先輩にわからないことを質問するというのは少し怖気づいてしまうと思います。
しかし、とても丁寧に指導してくださったり、何度も教えてださったりして、ソントレーゾでITの勉強ができて良かったなと感じました
オフラインではもちろん、リモートになってしまってもサポートする環境を整えているなんて素敵ですね。
入社してからのサポートもあり現在ご活躍されている井上さんですが、就職活動時にIT業界を志望すると決めた際は、不安などなかったのでしょうか。
やはり不安はありました。
ただ、ソントレーゾという会社の説明を受ける中で、入社前からインターンとして研修を受けることができて、入社当日には何かしらのツールやアプリを作れる状態になれるということを聞いてからは不安はあまり感じませんでした。
実際、入社式の次の日にはインターン中に制作したツールを社内で発表したんです
すごい入社式の次の日にですか!
では最後に、ソントレーゾさんの社風や企業文化について感じていることを教えてください。
とても皆さんの関係性は良く、過ごしやすい環境でお仕事できていると思います。
ささいなことでも話せる関係が構築されていますし、小さな会社ということもあり社長とも気軽にコミュニケーションを取れます。
それに、業務に関するコミュニケーションをとる中でも皆さん優しいと思います。
先輩に何か指示や指摘を受ける時も表面上の話だけではなく、根本的に伝えてくれたりしますし、すぐにレスポンスをしてくださったりもします。
IT業界に対するイメージというのは人それぞれだと思いますが、私はとても過ごしやすい環境でお仕事をすることができていると思います
株式会社ソントレーゾさんのお話をうかがって
今回は、株式会社ソントレーゾさんにお話を伺いました。
お三方のお話を聞いて、“事業においてはDX化を通して日本をより良くしたい”、“会社としてはIT人材にやさしい環境を創りたい”という熱いお気持ちを感じました。
日本はIT人材が不足していると言われる中、積極的にデジタル人材の育成やDX化を推進するソントレーゾさんが行っている事業は経営理念である“ITの町医者”という言葉がピッタリ。
社内の雰囲気も明るく前向きで、僕が漠然と抱えていたIT業界に対するイメージとは違う素敵な雰囲気の会社でした。
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