社員の成長が会社の成長に繋がる。“人で勝つ”が経営方針の丸栄産業さんにインタビュー!

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「経営資源はヒト・ヒト・ヒト!」 

「私にとって1番の楽しみは、社員が成長することなんですよね」

そう語るのは丸栄産業株式会社内田康起社長

今回ナビラズが取材したのは、丸栄産業株式会社の内田康起社長と戸畑出張所副所長の池田輝一さん。

同社は、「人で勝つ!」を経営方針として、北九州市小倉南区の本社並びに全国13カ所で防食メンテナンス工事並びにマンション・ビルの大規模改修工事を展開しています。

今回は丸栄産業株式会社(以下:丸栄産業)さんの組織文化、そして内田社長が人材育成へかける想いに迫っていきます!

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「腐食への挑戦!」をポリシーとして掲げる丸栄産業さんとは?

1958年(昭和33年)に創業されて以来、60年以上に渡って事業を行ってきた丸栄産業さんとは一体どのような会社なのでしょうか。内田社長にお伺いしてみました。

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丸栄産業は私の父が創業し、創業以来「腐食への挑戦」をスローガンとして防食工事業、分かりやすい例を挙げると塗装工事や防水工事などを行ってきました。

父は創業当時から単なるペンキ屋で終わらないという情熱を持っている人でした。なので社名も“〇〇塗装株式会社”というようにせず、塗装という仕事をベースに様々な領域に事業拡大したいという想いを込めて丸栄産業という抽象的な社名にしたそうです

そんなお父様のご意志を引き継ぎ、現在も様々な事業に挑戦をし続けている内田社長ですが、そもそも「腐食への挑戦!」というスローガンを掲げたのはどうしてなのでしょうか。 

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およそ4000年ほど前にヒッタイト人が鉄を使い始めて以来、未だに鉄器文明が続いていますし、今後も鉄器文明が続きます。

埋蔵量や価格、そして加工のしやすさや物性からみて、鉄に取って代わる金属はありません

しかし、人類にとって必要不可欠な鉄というものは必ず錆びてしまいます。実はこの錆によって年間およそ3〜5兆円ほどの損失が出ていると言われています。

私たちはそれを解決したいと思い、“腐食への挑戦!”をスローガンにしました

丸栄産業さんは創業から60年以上経った今でも、この「腐食への挑戦!」をスローガンとして、現場でお客様が抱える問題を解決するために新たな事業を作り、事業領域を広めているそうです。

お客様の問題を解決するために、次々に新たな事業を作り上げる丸栄産業さん。この会社の組織文化とはどのようなものなのでしょうか。

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私は丸栄産業を何でも新しいことにチャレンジできる会社にしたいと思っています。

今の若者は昔と比べて少し保守的な人が多いように感じます。また企業としても、昨日までやっていたことを今日も同じように続けられれば良いという守りに入っているところが多いように感じます。

だからこそ丸栄産業は、失敗を恐れず、常に新しいことにチャレンジができるような会社でありたいのです。時代の流れに対応すること、そして現場で実際に働く中で感じとった問題を解決するということ。これらに積極的に取り組んでいきたいという思いで今まで組織文化を作ってきました

丸栄産業さんが様々な事業を立ち上げられてきたのは、失敗を恐れず、常に新しいことに挑戦するという組織文化を作ってこられたからなんですね。

そしてこの組織文化は創業者であるお父様の時代から作り上げられてきたもののようです。

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内田社長が人材育成にかける想いとは

冒頭でも触れた、人で勝つ!を経営方針として掲げる丸栄産業さん。

内田社長の人材育成にかける想いにも熱いものがありました。

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よく昔から経営資源は“ヒト・モノ・カネ”と言われますよね。

しかし丸栄産業の経営資源は“ヒト・ヒト・ヒト”だと思っています。

我々は工事会社なので、会社として広い敷地や工場などの設備を持っているわけではないのです。社員1人1人が現場に行って、直接見て、考えてお客様の問題を解決するのです。

だからこそ、“人”をどう育てていくかというのが会社のこれからに直結するし、世の中のお役に立てる会社になるかどうかの分かれ目になると思っています

実際に内田社長はどのようにして人材育成を行っているのでしょうか

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人を育てるというのは非常に難しいことなんですよね。でも結局私にできることは2つだと思っています。

1つは繰り返し何度も言い続けるということ。

そしてもう1つは心のろうそくに火を灯してあげること

そのためにはまず社員に自分自身で仕事をやらせてみる。実際に自分の手で、汗を流して経験を積む。これしかないと思うんです。

また私自身が上から色々言うのではなくて、同世代や他部署など現場で実際に働いている社員の横の繋がりを深め、新たな化学変化を起こそうとしています

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何よりも”人を一番”に考える内田社長。社員の方々にどのような人材になって欲しいと考えているのでしょうか

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まずは1人1人に立派な人善き人になって欲しいと思っています。

この立派な人・善き人というのは、健全な精神を持って正しき行いをする人ということです。

そのためにはやはり、仕事の中でたくさん苦労すること。たくさん失敗をし、その経験を積み重ねていくこと。そしていかに人様のおかげで今自分が生きているのかを実感すること。それを実感できるようになるということが成長だと思っています。

人に対して感謝できることで、自分も人様の役に立つことをやりたいというご恩返しの気持ちを持って欲しいと思っています。

他者を理解して、世の中を理解し、優しい人間になって欲しい。そういう人間たちが集まって企業を成していけば、必ず結果はついてきます。儲けというのは結果論であって、我々の目的はより善き人間になるということなのです

内田社長のお話から本当に社員のことを大切にしているということが伝わってきました。では実際に丸栄産業で働いている池田さんは会社に対してどのような印象を持っているのでしょうか

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この会社は本当に人のことを大切にしてくれる会社です。

私がこの会社に入ることを決めたのも、人を大切にするという組織風土に感銘を受けたからでした。

仕事のことについても、先ほど社長も話したように上からあれこれ言われないので自分たちがやりたいと思ったことを行えます。

また、若い時から心に残るような経験ができるというのもこの会社の魅力だと思います。私自身入社1年目に、上司に1週間ほど現場に就いてもらった後、大阪の現場を1人で任せてもらったことがあります。

その時はお客様からコテンパンに言われてすごく苦労もしたのですが、その時の経験があったからこそ今の自分があると思っています

池田さんのお話からも社長である内田社長の人材育成にかける想い、そして丸栄産業さんで働くことの魅力を感じることができました。 

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“人間力”を鍛える「社長塾」とは?

“人”を重視する丸栄産業さんならではの取り組みの1つに社長塾というものがあります。

この、人材育成の1つとして行っている“社長塾”とはどのようなものなのでしょうか。 

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社長塾は毎月一度、2~3時間程度行っているものであり、知性・理性・品性・教養といった全人格的なものをレベルアップさせることを目的として行っています。

だからこの社長塾では単なる仕事のスキルやテクニック論といったことではなく全人格的なことを深く掘り下げる時間にして、芯のある骨太の人間を育てたいと思っています。

理性・知性・品性を兼ね備え教養溢れる人、また、何か問いかけられた時に本質的な答えができる人。そういう人間づくりを目指しているのが社長塾なんです

そもそも“社長塾”を始めたきっかけは何だったのでしょうか

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先ほども少しお話ししましたが、悪くいうと若手の社員に野心や欲があまりないように感じたんですよね。

私が熱い想いを持っていても入社した社員は何となく冷めていて、成長スピードが遅いと感じたんです。これが社長塾を始めるきっかけになりました

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実際に“社長塾”ではどのようなことが行われているのでしょうか。

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例えば、「仕事ってなぜするの?」とか「管理職ってどういうことなの?」といったような非常に抽象的なのですが、根源的なことを考えてもらうようにしています。

まずは私が決めたテーマについてのレポートを書いてもらう。そしてみんなのレポートを共有し、その後にテーマについてみんなで議論をするといった形です。抽象的な問いを自分の頭で考えるクセをつけてもらうことで、常に自分自身を見つめ直すことができるようになるんです

では、この“社長塾”を始めてどのような変化があったのでしょうか。 

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私が出した課題に対して社員同士で話し合うことが多く見られるようになり、かなり横の連携が深くなってきたと感じます。

1人で考えるよりもみんなで知恵を出し合おうぜといったような連帯感が少しずつ出てきたのです。この連帯感こそが芯が太い人間として強くなるための第一歩だと思っています

社員の池田さんは実際に「社長塾」を受けてみてどう感じているのでしょうか。

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毎回答えのない抽象的なテーマが与えられるのですごく考えさせられますね。

社長塾を受けて、今まで目の前のことしか見えておらず、とても視野が狭かったということに気づきました。

自分が今働いている環境ってどんなところなんだろうとか、一緒に働いている人たちはどういう人たちなのかとか、色々なことに興味を持って考える。視野を広げる訓練にすごくなっているなと感じます

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池田さんのお話を聞いて社長である内田社長の熱い想いはしっかりと伝わっているんだなとひしひしと感じました。 

これだけ社員のことを大切に想って日々会社経営を行っている内田社長。最後に内田社長が考える社長業とは何なのかお聞きしました。

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社長業とは社員を”幸せ”にする仕事なんです。ここで言う”幸せ”とは3つだと思っています。

1つ目は経済的に豊かであること。2つ目は良い環境で働けること。3つ目に仕事と私生活の両立ができて充実した人生が送れること。

日本には1億2千万人もの人がいて、何の因果かわからないけれど、社長と社員という関係性になるんですよ。この奇跡の出会いを大切にしたいと思っています

丸栄産業株式会社さんのお話を伺って

今回は丸栄産業株式会社の内田康起社長、戸畑出張所副所長の池田輝一さんに取材させていただきました。

丸栄産業さんの事業内容をはじめ、組織文化、代表取締役である内田社長の人材育成にかける熱い想いなどたくさんお伺いすることができました。 

こんなにも社員のことを大事にする会社ってすごく素敵ですよね!

社員である池田さんのお話からも、主体的にとても活き活きとやりがいを持って働かれているというのを感じました。

また塗装という仕事をベースにして、徐々にいろいろな領域に事業拡大していきたいという創業者であるお父様の想いを引き継ぎ、創業から60年以上たった現在でも日々新しいことに挑戦し続けるという内田社長の熱い想いには心動かされるものがありました。

「人で勝つ!」を経営方針として掲げ日々腐食への挑戦を行っている丸栄産業株式会社さんをより詳しく知りたいと思った方は是非HPを訪れてみてくださいね!

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