福岡市中央区・港町にある日伸産業株式会社(以下:日伸産業)はワイヤロープ、繊維ロープ、染料を販売する総合商社でありながら、製造メーカーでもあります。
ロープ??
あまりピンときていない方も多いかもしれません。しかし、ロープは意外と私たちの身近なところにたくさんあるんです。
たとえばワイヤーロープ。
みなさん、生活の中でエレベーターを使うことがあると思います。
エレベーターはワイヤロープがなければ機能しません。エレベーターに限らず自転車のブレーキなどにも使われていたりと、みなさんの生活を便利にするために様々な場所に使われているんです。
そんな私たちの生活に欠かせないロープを扱う日伸産業さん。
過去二回のインタビューでは、社長さんに会社に対する様々な思いをお話しいただいたり、実際に働く社員さんに仕事のやりがいについてお伺いしました。
取材記事はこちらから!
福岡市中央区・港町。 賑やかな天神から車で約10分。博多湾から磯の香りがほのかにする場所に、日伸産業株式会社の本社がある。 「こんにちは!わざわざ来て頂いてありがとうございます。それにしても今日はとても暑いですね[…]
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今回取材させていただくのは営業部の部長である田原恭兵(たはらきょうへい)さんと入社一年目の飛松桃子(とびまつももこ)さん。
営業ってどんなお仕事なんだろう?という素朴な疑問から、仕事のやりがい、そして今後の目標までたくさんお話いただいたので是非ご一読ください!
【リクナビ2024】日伸産業株式会社の2024年度新卒採用・企業情報。働き方改革への取り組みとして…
日伸産業の営業職ってどんなお仕事?
就職活動を始めると、「どの会社にしようかな…」という悩みとともに「どの職種にしようかな…」という悩みも出てくると思います。
では、日伸産業さんの営業職とはどのようなお仕事なのでしょうか?

どんな方に具体的に何を伝えるのでしょうか?

私が担当させていただいているお客様は造船所さんが主です。造船所では予めどのように物を吊るのかが決まっているんです。なのでワイヤーが何メートル必要か、どれくらいの強度が必要ということが分かった上で商品の提案をします。
例えば100トンの物を吊るとします。地面にある荷物とワイヤーを繋ぐ作業は人間が行うので、ワイヤーは軽い方が作業しやすく作業時間が早くなれば生産性が上がって大きなメリットになります。結果として船も安く作ることができるんです
こういった、ワイヤーにしたらもっと値段が抑えられますよ、柔らかくて作業がしやすくなりますよといったご提案をしたり、高くてもメリットがある場合はしっかり理解してもらえるよう心掛けているそう。

なるほど、メーカーさんや製造部の方と実際にロープを使うお客様との仲介役を担っているのですね。

それを分かったうえでなぜ船を作っているのですか?

私も疑問に思って聞いたことがあるんです。造船所では多いところで何千人もの人が働いてるんです。なので全く仕事をしないで従業員にお金を払うより、赤字でも船を作らせて給料を払う方が収入があるから続けているんだと仰っていました。
あとは船の交換サイクルというものがあり、船の種類によって大まかに何年で造り変えるという目安があるんです。なので、需要が出てくる年があるから止めないというお話も聞きました
造船業界は、今や物流が盛んなのでそのような深刻な問題に直面しているとは思いませんでした。

船にもたくさん種類があるので需要が上がっている分野もあります。例えば、海外へ輸出入する際に使用するコンテナ船は需要が急増し、新造船契約の話をたくさん耳にします。
しかし、どこの造船所さんも費用を抑えようという努力はしているので、それぞれのニーズにあった商品の提案を行っています
なるほど。造船業界についても詳しくお話しいただきましたが、田原さんはなぜこの日伸産業に入社されたのですか?

今でも印象に残っている出来事は何かありますか?

やっぱり、漁師さんに捌いてもらった魚を食べた時ですかね。本当に心に染みる味でした。
あとは多くの競合の会社がある中で、初めて自分が提案した商品を選んでもらえた時は嬉しかったですね
なぜ選んでもらえたのか、田原さんなりのテクニックなどはありますか?

テクニック…とかはなくて、本人の気持ち次第だと思います。相手のことについて精一杯考える。この思考をどれだけ巡らせることができるかが大事だと思います。
あとは自分一人では絶対にできないので先輩方に綿密に相談しながら進めていったと思います。そして会社の皆さんから「よくやったね!」と言われた時や、お客様から「田原さんのところから買って良かった」と言われた時はすごくやりがいを感じました
今までになかったものを自分が作り、提案して、実際に使う人と関わることができるのは、日伸産業の営業としてのやりがいの一つと言えるでしょう。
新入社員の一年は早い?!
続いてお話を伺うのは、日伸産業に入社されて今年の4月でちょうど丸一年の飛松さん。入社のきっかけは何だったのでしょうか?

当時コロナウイルスが流行する直前に、一度合同説明会があったのでいろんな企業のお話しを聞きに行きました。その時、少し興味のあった外食産業についてお話を聞いてみたのですが、感染拡大による来店客数減少、売上低下、どれだけ対策をしても増客に限界があるなどの状況を知りました。
お仕事の内容はとても楽しそうだけど、今後の人生を考えたときに安定しないなと思い、「じゃあ安定している企業ってどういうところがあるんだろう?」と会社を見る視点が変わり始めました。
その時、自分の中で「安定」という就活の軸が定まりました。日伸産業は元々漁業関係をメインにしていましたが、造船、陸上関係など色々な業界との取引があり、企業として安定していると感じたため入社を決めました
恐らく「安定」という軸の中で、たくさんの企業を見てこられたと思いますが、その中でも一番の決め手は何だったのでしょうか?

私は社会人になってからも色々なことを学び続けたいという気持ちがありました。
その中で日伸産業の選考を進めていくうちに、常に改善・改良・挑戦をしている会社だと感じ取れたのでここにしようと思いました。今では覚えることがたくさんで頭がパンクしそうなんですけどね(笑)
丸一年間、仕事してみて感じるやりがいは何かありますか?

今自分が接する仕事は大きな案件ではないですが、先輩方が開拓された仕事を引き継いで円滑に進めていかなければいけません。
自分が原因で仕事の流れが止まることがないよう、責任感を持ってやらなければならないというところはとても大変ですが、お客様から注文を頂き、無事に納品まで完了したときは安心ですし、とてもやりがいに感じています
では、学生時代に思っていた社会人像とのギャップはありますか?

社会人一年目は早く過ぎると聞きますが、本当にそうなのですね。では、今年から二年目に突入しますが今後の目標などあればお聞きしたいです。

いまだに自分一人でできることは少なく、多くの方々にサポートしてもらっているのでまずはしっかり知識を付けて、任せてもらえるようになることが一番の目標です。
また、一個下の後輩が入ってくるので、今後は後輩からも頼ってもらえるような頼もしい先輩になりたいなと思います。新入社員を卒業しなければいけないとですね(笑)
向上心溢れる飛松さん。その思いを受け止め、しっかりサポートしてくれる田原さんをはじめとする営業部の皆さんの関係性がとても良いのだなと感じました。
【リクナビ2024】日伸産業株式会社の2024年度新卒採用・企業情報。働き方改革への取り組みとして…
日伸産業は「温かみのある色」
では、会社全体の雰囲気はどのような感じでしょうか?

例えば“色”でイメージするとどんな色になりますか?


え!私ですか!え〜っと色はたくさんあるので難しいですけど、あったかい色味の人が多いのではないかなと思います。
私のイメージでは、製造部は、黄色に近いオレンジです。すごく活発なイメージで、すれ違った時も元気に話しかけてくれます。管理部は、電話口での対応なども冷静でないといけないので、もうちょっとキチッとした感じ…黄緑ですかね!営業部は…多種多様ですね(笑)それぞれの営業所によって、ご当地ならではの雰囲気が出ていると言いますか。本当にいろんな人がいて色には例えられないですね
なるほど!すごく分かりやすいですね!!全体的に元気で心温かい人となりがイメージできました。
では、この本社での社員さん同士の関係性はいかがでしょう。田原さんは後輩の育成という面で、どのようなことを意識されていますか?

分からないことは、わかる人に聞くことも一つの手段ですが、自分で考えることを放棄しかねません。まずは自分で考え、それでも分からなかったら聞くという姿勢が「仕事を覚える」上では重要なのかもしれないなと思いました。

飛松さんは実際に一年間、学ばれてきて思うことはありますか?

上司の方ともコミュニケーションが取りやすい雰囲気なんですね。

社員さんが働きやすい環境作りのために、物理的な面にも配慮されているんですね。では、そんなお二人が一緒に働きたいと思う人物像についてお聞かせください。


仕事をするのに素直さというのはとても大事だと思います。失敗してしまった時、すぐに報告ができず対処が遅れてはいけないので。
あとは、疑問を持つことができる人ですかね。新入社員のうちは分からないことが何なのか分からないと思うのですが、なぜこうなっているんだろうと考えられるようになれば深い学びに繋がると思います
なぜ?を追求すると、派生してそれ以外のことも詳しく学ぶことができますもんね。

学生のうちにやっておくべきこととは?
最後に、就職活動をしている学生に向けてのメッセージをお願いします。

日本の経済を一緒に良くしていきましょう!
あとは自分に合う企業が見つかることを願っています…が、なかなか自分に合う企業を見つけるって難しいですよね
確かに、見つからずに悩んでいる学生も多いと思います。私自身も去年就職活動をしましたが、今自分が見ているものが会社の全てとは限らない中で自分に合う、合わないを判断できずに苦しんだ時期がありました。田原さんはどう思われますか?


確かに短期的なインターンシップでは分かりきれないと思います。社内の部分的な雰囲気や社員さん同士の関わりが少しは見れると思いますが…その時の状況によって都度会社の雰囲気は変わるのでなかなか難しいですよね。
でも長期的なインターンシップであれば、日常としての会社の雰囲気や緊急事態になったときの会社の雰囲気、イベントがある時の会社の雰囲気など様々な会社の顔を知ることができるので会社選びをするには良い機会なのではないかなと思います
飛松さんは長期的なインターンシップ以外で、学生の間にしておいた方が良いと思うことはありますか?

会社や業務内容を詳しく知ることは難しいと思うので、学生のうちに時間を作って色々ないろんなコミュニティに所属してみるのも良いかもしれないですね。
学生っていろんなところに飛び込みやすいじゃないですか。色々な集団に所属することで、自分がどんな人間なのかやどんな立ち回りが得意なのか、そういったことに時間をかけて把握できるのは学生のうちにしかできないことだと思います


日伸産業株式会社さんのお話を伺って
今回は日伸産業の田原さんと飛松さんにインタビューさせていただきました。日伸産業の営業職についてや会社全体の雰囲気について、そして就職活動で大切にして欲しいことなどもお伺いしました。
これから就職活動をする学生さんはもちろん、今年から新入社員として働く学生さんにとっても考えさせられる良いお話しをしていただけたのではないかなと思います。
全三回の取材を通して、日伸産業の皆さんの優しさと温かさを感じ取ることができました。
興味のある方はぜひ日伸産業さんのHPも覗いてみてくださいね!
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