“トップが面白くない会社は楽しくないよね!”
そう笑顔で話すのは創ネット株式会社の小口幸士社長。
小口社長の堂々とした立ち振る舞いと楽しさを追及する姿は、接する人を自然と明るくさせてくれます。
創業70周年を迎えた創ネット株式会社(以下:創ネット)さんは福岡に根付き、ファクトリーオートメーションを推進する機器の販売事業を行っています。
主となる事業だけではなく、小口社長のお人柄が反映されるように、“創ネット”という会社はとてもユニーク!
ユニークな社風は社内だけではなく、某特撮ドラマをオマージュしたSOゲンジャーズというキャラクターを活かした商品紹介をしたり、北九州の名菓ネジチョコを作る企業さんとコラボして“創ナットチョコ”を作り配布したり、SoutubeというYouTubeチャンネルを運営したりするなど、社外にまで届いています。
また創ネットさんへ入社すると福岡で知らない人はいない博多祇園山笠へ会社行事として参加することができるという、創業70周年を迎え福岡に根付き地域貢献をする創ネットさんならではの魅力もあります。
それだけではなく、企業として経済活動を進めるにあたって様々な工夫もされています。
そこで今回ナビラズでは、創ネットさんのHOTな面、COOLな面それぞれについてお話を伺っていきたいと思います!
取材を受けてくださったのは、代表取締役社長の小口幸士社長、取締役管理部長の寒竹弘隆さん、取締役営業本部長の有田英二さん。
お話を伺うほどに溢れ出る創ネットさんの魅力!
私たち学生の日常には馴染みがあまりないBtoBの事業ですが、きっと創ネットさんの魅力を感じられる取材となりましたので、ぜひ最後までご覧ください!
役に立ちたいという想いがおせっかいに!創ネットのHOTな経営理念を深ぼる。
事前情報から創ネットさんについてたくさんの質問が生まれましたが、まずはじめは創ネットさんの事業についてお伺いしてみました。
創ネットでは、工場の自動化を推進する商品やサービスを販売しています。
テレビ番組で、工場内のラインを物(部品や材料等)が流れていくうちに自動で製品が完成するシーンを見たことはありませんか?
“元々人が行なっていた作業を機械で代替し、自動で作業を行っていく”これが工場の自動化です。
工場を経営されている方は“もう少し効率よく製造したいな”、”もう少し便利にしたいな”と様々なお困りごとをお持ちです。
そのお困りごとに対して“創ネットがこの商品、このシステムであればこういった改善ができます”という提案をしています。
創ネットの事業ではある分野に特化するのではなく、自動車や、半導体、食品、薬品と様々な業界の方々のお手伝いをしています
私たち学生の生活に直接関わる機会は少なくても、様々な商品を通して創ネットさんの恩恵を受けているんですね。
様々な業界に精通し、業務の効率化をお手伝いしている創ネットさんですが、どのような経営理念を軸にどんな想いを持って事業を行っているのでしょうか?
まず、経営理念は会社としての方針をブレさせないためにあります。
企業があるということは経済活動をしているということですが、売上を得るためにどんなことでもしていいわけではありません。
だからこそ経営理念という会社としての芯を強く持つことが大切なんです
創ネット株式会社経営理念
私たちは
ネットワークとオートメーションで心豊かな社会の実現に貢献し、社員の幸せを追求します。
「お客様のお役に立ててよかった」をもっとも大切な使命として心得ていきます。
一人一人が尊重され、自己実現を追及するいきいきとした組織づくりをめざします。
事業に即した経営理念を掲げ、会社として実現したい社会を言葉で表しているのですね。
では“お客様のお役に立ててよかった”という想いを込めているのはどのようなお考えからなのでしょうか。
人のお役に立てることを嬉しいと感じる人と働いていきたいからなんです。
自分だけのために働きたい思ってる人は、僕らの会社には要りません。
お客様が喜んでくれる姿が純粋に嬉しくて、そのためにいきいきと働ける人材を会社に増やしたい。
お客さんを中心に物事を考えるという共通認識があるからこそ、意思疎通もうまくいき、仕事も捗る。
逆に自分のためだけに仕事していると苦しくなってしまい、会社全体が暗くなる。だから、人のために仕事をしてほしいという想いを理念に込めています
自分のためだけに働く人は要らないと言い切る小口社長からは、強い覚悟を感じました。
では、お客様のために働くことへ嬉しさを感じる人材が増えると、どんな良いことが会社に起こるのでしょうか?
創ネットが扱うテクノロジーは刻一刻と進化しています。
それに併せてお客様が困っていることも変わっていきます。そのような中で、本当にお客様の役に立とうと思ったら、学び続けるしかないんです。
常にお客様のためにと思っていると、テクノロジーの進化に対するアンテナが立ちます。
お客様の役に立ちたいという想いが人間を成長させますし、その積み重ねがお客様の信頼に繋がります。
だからこそ、お客様が喜んでくれる姿に嬉しさを感じる人材を会社に増やしたいんです
”お客様の役に立ちたい”という強い想いが自身の興味関心に変化し、最終的にはお客様の信頼に繋がる。
とても納得させられる小口社長のお話でした。
では、創ネットさんでは今年度の経営スローガンを“「Scrap&Build」「選択と集中!そして、おせっかい!」”と定められていますどんな想いが込められているのでしょうか?
新型コロナウイルス感染拡大が起こり、これまでの組織構造や経営の在り方が通用しない部分が出てきました。
だからこそ、これまでの在り方をScrapする(壊す)。そして今の時代に適した組織や経営をBuildするんです。
“選択と集中とおせっかい”の選択というのは場所や会社の規模等様々な条件を踏まえてお客様を絞っていくこと。
ただし、選択するからにはお客様に対しておせっかいと言われるまで親密に関わりましょうというのが集中とおせっかいです
おせっかいと言われるまで関わる、そこに創ネットさんならではの熱い想いを感じました。
創ネットのおせっかいを支えるCOOLで緻密な戦略
ここまでは、創ネットさんが掲げる経営理念に込められた熱い思いに触れさせていただきました。
続いて創ネットさんの事業について、具体的にどのような取り組みをしているのかお伺いしてみます!
今年度の経営スローガンは”選択と集中!そして、おせっかい!”ですが、この“選択”は闇雲に行っているわけではありません。
創ネットはお客様のリストを適切に管理しており、そこには売上や利益の規模、会社の規模、担当した創ネットの社員が持っているお客様への想いなどがまとめられています。
これをもとに創ネットが貢献できそうなお客様を選択しているということです
お客様の選択に対してもHOTな想いを持ちながら、適切に選択していくCOOLさの二面性に触れることができました。
さらに、選択した後は、お客様情報を地図アプリと連携させます。
これによってこの地区にはこれだけのお客様がいると認識することができます。
営業担当者はそれを参考にしながら、お客様への訪問計画を立て、戦略的かつ効率的に営業活動を行なっています
おせっかいに緻密な戦略と効率化を加える。
だからこそ多くの企業さんに支えられて70年という歴史を築いていらっしゃるんですね。
お客様情報と地図アプリの連携以外にも、創ネットさんでは見える化を徹底されているそう。
経営理念手帳というものを作り、全社員に配っています。
この経営理念手帳も見える化の一つです。
経営理念手帳には、創ネットの経営方針や組織風土、会社のルールなど各項目の基本的な考え方を記述しています。
また、各項目ごとに具体的にやるべきこととやってはいけないことを明確にしているのが特徴です
“こうしよう”という目標を立てることはよくありますが、どうして創ネットさんはしてはいけないことも具体的に書いているのですか?
私は博多祇園山笠に参加していますが、山笠の期間中はきゅうりを食べてはいけないといったような“してはいけない決まり”があります。
山笠に参加する中でふと、人間って具体的にしてはいけないことを提示されると守るなと気づいたんです。
この気づきは良い企業風土構築に役立つと考え、経営理念手帳に示すことにしました。
また、“してはいけないこと”は私が自分勝手に策定しているのではなくて、全社員にアンケートをとって、それをまとめたものになっています。
全社員が心地の良い環境で働くことができるようにするのも経営理念手帳配布の意義の一つです
では、創ネットさんは社内のオートメーション化にも力を入れているそうですが、具体的にどんなことを行っているのでしょうか?
また、そもそもオートメーション化とはどんなものなのでしょうか。
人の作業を減らし、機械に自動で行ってもらうことがオートメーション化です。
その中で私たちはRPA(Robotic Process Automation)と呼ばれる自動プログラムの技術を使っています。
人だけではなく機械でできるのであれば自動化をするべきです。特に私は社内のそういった自動化に力を入れています。
自動化や効率化を図ることで、煩雑だった作業が減り、創造的な業務に注力できるようになります
社内でオートメーション化を取り入れて社員さんの働きはどのように変わったのでしょうか。
このオートメーション化によって社員の帰宅時間も早くなりましたし、今では欠かすことができないシステムです
事務作業にかかる時間が20%も減ったんですね!
お客様の対応も丁寧にしつつ、社員さんの働きやすさも追求していく。
そんなところに創ネットさんの魅力を感じます。
他にも、会社で仕事をしていれば確認を取らなければならない場面が多々あります。
しかし、上司が出張していたり、リモートワークをしていると紙媒体での申請は滞ります。
そこで、創ネットはこれも自動化しており、いつでもどこでもスマートフォンで申請から承認までを行えるシステムを構築しています
どうしてここまで、社内のオートメーション化にこだわるのでしょうか?
働いているのは人間なので、病気にかかることもあれば怪我をすることもあります。
だからこそいつでもどこでもクラウド上で完結できるシステムにしていた方が良いと思ったんです
例えば創ネットにはフルリモートワークで沖縄から仕事をしている社員さんがいます。
新型コロナウイルスの影響でかなり早い段階からリモートワークの設備を整えたことと、寒竹が話してくれたような社内オートメーションシステムによって、そういった体制をとることができています
経営理念や経営スローガンに込められたHOTな想いだけでなく、創ネットさんの繊細に社員さんやお客様との関係性を構築するCOOLな部分にも触れることができるお話でした。
真摯に時代と向き合う創ネット。今後の展望に迫る。
ここまでは創ネットさんの経営理念、事業、具体的な活動についてお話をお伺いしましたが、取材の最後にお伺いしたのは創ネットさんのこれからについて。
小口社長は創ネットさんをどんな会社にしていきたいとお考えですか?
面白い会社にしていきたいですね!やはりトップが面白くない会社は楽しくないですよね。
一日の大半を過ごす場所が会社なのでやっぱり楽しくなければなりません。
もちろん会社として厳格な部分も必要ですが、それだけで支配するのではなく全社員に面白いと思ってもらえるユニークな会社でありたいと思っています。
思ってもらえるだけでなく、創ネットで働く社員それぞれが遊び心を持ち、地元福岡を盛り上げてくれるようなパワフルな集団でありたいです
では、ユニークな会社であるために何か考えている今後の展望などはありますか。
今からですか?(笑)
というのも、この3年で考えられないほど世界が変化しましたよね。
ニューノーマルと呼ばれる社会が構築された今でも、数えきれないほどの課題を持っている時代が今なんです。
それに加えて創ネットが扱うテクノロジーもお話ししたように変化が激しい。
そんな状況に取り巻かれている中で“こうだ!”と具体的に決めつけて進んでいくのは、何か違和感があるように思えます。
もちろん経営理念に向かって企業活動を続け、社員のみんなが物心両面で裕福になるような取り組みは必ず行います
素直なご意見を伺うことができ感動しました。小口社長が、トップは面白くないといけないと話した重要性に触れたような気がします。
では、最後に御三方が考える創ネットさんに似合う人物像を教えてください。
創ネットは地元に根付いた会社だからこそ、地元を盛り上げたいという人は大歓迎です。
私は以前、転勤が多い会社に勤めていたので学生さんにアドバイスすると、地元に就職するのを本当にお勧めします。
都会に憧れる気持ちもわかりますが、家族や友人に会いたい時に会えない環境は辛いものです。
そんな理由も含めて地元福岡で働きたいという方にはピッタリな会社が創ネットだと思います
私は心身ともに元気で明るい、そういう方が良いかなと思います。
緊張したり背伸びしてしまうこともあるかと思いますが、自分が持っている明るさ、元気、素直な部分を大事にしてほしいです
創ネット株式会社さんのお話を伺って
今回は創ネット株式会社さんの代表取締役社長の小口幸士社長、取締役管理部長の寒竹弘隆さん、取締役営業本部長の有田英二さんに取材しました。
御三方のお話からは仕事への情熱と愛情を感じると同時に、緻密で戦略的な面にも触れることができました。
また、取材を通してHOTな想いとCOOLな戦略に触れるとともに、お三方それぞれの魅力や個性を活かした立ち振る舞いに、強い憧れを抱きました。
お客様の信頼と社員さんの働きやすさを追求しつつ、面白い会社としてご活躍されている創ネットさんの魅力を、読者の皆さんも感じることができたのではないでしょうか?
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そんな方は創ネットさんの採用ページで具体的な業務内容や募集詳細を確認することができます!