カチッ、カチッとクリックを繰り返し、真剣にパソコンと向き合う学生たち。
そして最後には目に見える達成感で笑顔いっぱいになっていました。
僕が今回参加したのは株式会社ソントレーゾさんの1日アプリ開発体験会。
今回の記事では、この体験会に参加者として1日密着しました。
体験会では株式会社ソントレーゾ(以下:ソントレーゾ)さんの事業や働き方など魅力溢れるお話を伺い、アプリ開発体験では参加学生が抽選くじアプリの開発にチャレンジ!
また体験会後には、この度の企画を行なった営業部広報グループの中丸優太さんにインタビュー。
“社会全体でDX推進をして、より良い社会になればイイな”
そう語る中丸さんをはじめ、ソントレーゾさんが持つ想いを体現した体験会とインタビューになりました。
“IT”に興味がある方はもちろん、“IT”にあまり触れてこなかった方にもぜひ読んでもらいたい内容となりました。
ソントレーゾのアプリ開発体験会は未経験でもOK!?
僕がソントレーゾさんに取材をするのは2回目。
第1回の取材時には、IT技術を活かした”来訪受付システム”によるお出迎えに驚かされたことを今でも鮮明に覚えています。
では、そのITの技術に触れることができる体験会についてご紹介していきます。
体験会開始の10分前、参加する学生が緊張した面持ちでオフィスに集合してきました。
学生たちを、優しい笑顔と落ち着いた様子で向かえる社員さんたちからソントレーゾさんならではの雰囲気を感じます。
オフィスは、緑色を使ったお洒落なデザインが多く施されており、なんだか森にいるようで緊張や不安を和らげてくれたのと同時に、IT業界の自由で自然体でいられる働き方にとても魅力や憧れを感じました。
体験会が始まるとまずはソントレーゾさんの会社説明。
会社説明で特に印象に残ったのは働き方について。
2017年の創業当時から導入されているリモートワークやフレックス制をはじめ、正社員としてご活躍しながらも時短勤務をする女性社員さんの実例や、ワーケーション制度の導入によって休暇中の旅行をオフピークで過ごすことを可能としたり、多拠点での勤務が可能となり、自由度の高い働き方ができるのはとても魅力的です。
続いては、IT分野未経験で入社し、現在ではご活躍されている井上さんのお話。
井上さんは、文系大学の出身。
大学卒業後、社会人人生のスタートで新しいことに挑戦したいという熱い想いから、IT未経験でソントレーゾさんに入社したそう。
そして、IT業界は理系のイメージが強い中、文系出身の井上さんがソントレーゾに入社するきっかけとなった有償インターンのお話へ。
ソントレーゾさんの有償インターンでは、本人が作りたいアプリをゆっくり作ってもらうことを大切にしており、この過程で、ITへの興味関心や技術などを得てもらいたいという想いがあるそうです。
実際に井上さんが有償インターン中に作成したのは、チャットボットアプリ。
お腹が空いたときに、質問へ答えるだけで食事のメニューを紹介してくれるというもの。
僕自身も文系学科に通っておりITには全く触れたことがないのでアプリ開発に対して心配がありましたが、井上さんのお話を聞いて勇気が湧いてきました。
インタビューの最中、“どんな日本になってほしいですか?”と質問すると、 「やさしい日本になってほしいですね。日々の生活においても仕事においても。そうすることで、心豊かに過ごしていくことができると思うんです。だからこそ弊社では、[…]
30分ほどソントレーゾさんの説明を受けると、早速パソコンを使いアプリ開発体験へ!
まず、Microsoft アカウント作成からアプリ開発体験は始まりました。
参加者はMicrosoft Power Platform の開発者プランに登録し、使い続ければ半永久的にPower Platform での開発が可能となり、体験会後も自身の興味に合わせて開発が可能になります。
1回限りの体験会ではなく、ITに触れられる機会を設ける。細かなお心遣いや先を見た取り組みからソントレーゾさんの熱い想いを感じました。
Microsoft アカウントを作成するとアプリ開発がスタート。
今回作るのは、ユーザーに数字を選んでもらい当選するかハズレになるかという抽選アプリ。
アプリの開発はアプリの開発はMirosoft Power Platform の機能の一部であるPower Apps というものを使って行いました。
使い方はとても簡単で、Excel とPower Point を組み合わせたようなもの。ソントレーゾさんの説明ありきですが、普段Excel すら使わない僕ですが、抵抗なく使うことができました。
体験会の雰囲気も終始和やかで、アプリ開発に集中することができました。
そして、1時間後、ついに完成したものがこちら!
番号を選びボタンを押すと、抽選が行われ結果が表示されます!
アプリ開発は初めての体験でしたが、自分で作ったものが形となって動く姿を見ると嬉しい気持ちで胸が溢れました。
体験会に参加するまでは漠然とITに対するハードルを感じていましたが、実際に触れてみることで、ITへのハードルが無くなったように感じます。
ソントレーゾのアプリ開発体験会に参加した学生の本音に迫る!
無事にアプリ開発を終えた学生はどんなことを学び、どんな思いを抱いたのでしょうか。
体験会後にお話を伺ってみました。
皆さんは普段はどんなことを学び、どのようなきっかけで今回の体験会に参加したのでしょうか?
普段は、専門学校でプログラミングについて学んでいます。
今回は担任の先生からの紹介をきっかけに、ソントレーゾさんに興味を持ち体験会に応募しました
私も普段プログラミングについて学んでいます。
充分に就活ができていないという焦りがあったのですが、そんな時に学校の先生から紹介があり体験会へ参加することにしました」
学校ではプログラミングの勉強をしています。
普段はアプリ作成をしないので経験はないのですが、アプリ開発に興味を持ったので参加してみました
普段はプログラミングの勉強をしています。
アプリ作成の経験がないため、一度経験したいと思い参加しました
皆さん普段からITに関連した勉強をされていたんですね。ただアプリ開発においては経験のない方が多いということで、体験会を通して得た学びや気づきについて質問してみました。
今回はMicrosoft のツールを使いましたが、こんなに便利なものがあるんだ!と感じました。
学校でアプリを作って発表する機会があるので、ソントレーゾさんの体験会で得た学びを是非活かしたいなと思いました
普段は複雑なプログラミング言語を勉強しており、Power Platform などのローコードと呼ばれるものは、今回初めて経験しました。
実際に体験会で触れてみて、Power Platform の手軽さにとても感動しました
実際にIT企業が行っているアプリ開発という業務を体験できる貴重な機会でした。
私はIT業界へ就職したいと考えているので、今回の体験を大切にしたいと思います
アプリ開発は未経験だったのですが、こんなに簡単にアプリが作れるんだという驚きがありました。
新しい発見ができて良かったです
普段ITに関する勉強をされている皆さんだからこその気づきがあったり、Microsoft のツールの使いやすさに驚いたりなど、良い経験ができたようです!
では、体験会を通してソントレーゾさんに抱いた印象を教えてください!
私自身がDX推進に興味があるからこそ、DX化を推し進めるソントレーゾさんにとても興味を持ちました。
ソントレーゾさんが行う有償インターンにも参加したいと思うようになり、採用選考にもぜひ参加したいと思います
ソントレーゾさんは少人数だからこそ親密で和やかな雰囲気で、とても働きやすそうな企業さんだなという印象を受けました。
私は働き方の自由度を大切にしたいと考えているので、その点ソントレーゾさんはとても魅力的でした
良い雰囲気を感じることができましたし、作ったアプリがしっかりと動いて達成感を得ることができる機会をいただけたことに感謝しています
なぜソントレーゾはアプリ開発体験会を行うのか。
ここまでは僕が体験会に参加して感じたこと、そして参加学生の感想についてご紹介しました。
最後に、今回の体験会を企画した中丸さんにお話を伺いたいと思います。
そもそもアプリ開発体験会というイベントを企画した目的はどのようなものだったのでしょうか。
ソントレーゾは創業当時はプログラマーの社員が大多数でした。
ですがDX推進という世の中の流れを大切にし、今回使ったPower Apps 等を含むPower Platform を用いたDX推進事業に大きく舵を切りました。
しかし、日本では海外よりもPower Platform でのローコード開発がまだ多くありません。
そこで、今回は体験会という形で、Power Platform に学生のうちから触れて、経験してもらいたい、というのが目的でした。
Power Platform は IT未経験の方も気軽に使えて、便利なものです。
このPower Platform を使って、非プログラマーがシステムやアプリの開発をできるようになれば、日本のIT業界の2025年の崖の対策になると考えているんです
2025年の崖とはどんなものなのでしょうか?
ITの担い手や技術者の不足によって日本のIT技術が壊れていく、保つことができないという危機的な状態が2025年から起こり得る。
これを崖にたとえ“2025年の崖”と言います。
そこでソントレーゾでは、誰もが使いやすいPower Platform でDX推進を促し、日本の課題を解決しようとしています
“2025年の崖”。
このような課題があるとは知りませんでした。
また、ITが日常生活に溶け込んでいる中で、このお話を聞くととても恐ろしく感じます。
SNSをはじめとしたIT技術がすごく身近にあるのに、プログラミングを学ぶ学生さんや、“自ら作ってみたい”という想いを抱く方たちが少ないのかなと感じており、技術者として寂しく思う気持ちがあります。
そこで、今回の体験会をきっかけに少しでも社会全体のDX推進に繋がって、より良くなればイイなと考えています
体験会開催の裏には、日本の現状を踏まえた多くの想いがあることが分かりました。
では、実際に体験会を開催してみていかがでしたか?
日頃、業務として接することが少ない学生さん向けに対面で行う体験会は今回が初めてで、大きな不安がありました。
ですが体験会を通して、学生さんの吸収力や柔軟性に驚き、アプリ開発体験を行なって良かったなと感じました。
未経験の方が一歩踏み出せるイベントを積極的に行っていこうとしている中で、今回の体験会はとても良い機会になったなと感じています
実際にアプリを作る学生を見て感じたことなどはありますか?
今回は、IT入門レベルで基礎中の基礎的なアプリ開発を行いました。
参加した学生さんは日頃からアプリ開発に携わる方とそうでない方ががいたため、知識に差があったり、多様な考え方を持つ学生さんがいるんだなと学ぶ機会になりました
確かにITやアプリに触れている方、そうでない方がいる中での体験会ということで、僕自身も普段接する機会が少ない学生さんとお話しすることができました。
今回は学生向けにITにより興味を持ってもらう体験会を実施されたソントレーゾさんですが、伴ってソントレーゾさんでは文系理系問わず採用を行なっていますよね。
これに関してはどのような思いがあるのでしょうか。
当たり前ですが、人はそれぞれ異なった価値観や考え方を持ちますし、さらには取り巻く環境も違います。
仕事をするうえではその違いを認め合って、結果何を作れるかが大切だと考えています。
つまり、IT業界だから理系出身の方だけ募集しても会社自体が偏った考え方になると思うんです。
そういった考えから、IT未経験の方でも大歓迎ですし、日本の方だけではなく海外の方も大歓迎です
株式会社ソントレーゾさんのお話を伺って
今回は、ソントレーゾさんが主催するアプリ開発体験会に密着取材。
アプリ開発なんて自分には縁のないことだと思っていましたが、触れてみると魅力溢れるものと気づき、密着取材とはいうもののアプリ開発に夢中になっていました。
他の参加学生さんも無我夢中でパソコンに向き合い完成品を見てほほえむ姿は魅力的でした。
とりあえず興味をもって、触れてみる。その行動力や好奇心が改めて大事だと気づかされました。
中丸さんがお話しされた“使う人にとって一番良いものは、使う人が作ること”。
この一言が実現できた社会は、どれほど便利で面白い社会になっているんだろうと想像しワクワク。
もっとこういうイベントが増えたらいいなと心から感じました。
体験会中、終始頼れる存在でありながら、自然体で働かれるソントレーゾの皆さんを見て、私もそういう働き方ができたらいいなと感じました。