社員が価値をつくり、お客様の声で会社が育つ。株式会社秀電社 秀嶋社長にインタビュー!

60年近く前から福岡の水処理プラントを中心としたインフラ設備の電気工事・機械設置工事を支え、

人々が生きていくうえで必要不可欠な「水」の環境を維持している株式会社秀電社。

3代目の秀嶋克仁社長によると、創業者のお祖父様は「同調を嫌い、我が道を行く人物」であったそうです。

そのお言葉のように、秀電社は同業他社と「違うやり方」で成果を残してきました。

今回は秀嶋社長に、長い歴史を持つ株式会社秀電社の魅力についてお伺いしました。

「高校生の時は家業について全く知りませんでした」

秀嶋社長のキャリアをお聞きする中で、こうお話ししてくださいました。

「高校生の時には祖父や父がしている仕事について何も知らない私でしたが、初めて興味を持った仕事は秀電社の仕事、だったんです」

「ある時に2日間程度ですが、父と現場に行って仕事の体験をしたことがあったんです。そこから漠然と、電気って面白いかもと思い始めたんです」

さらに高校は理系コース。物理にとても興味があったそうです。

お父様と現場に行って実際に働いた経験も合間って、『電気』と『物理』に興味のあった秀嶋社長はナビラズメンバーと同じ福岡大学の工学部電気工学科へ進学。

中学、高校と取り組まれていたテニスを大学のサークルでも続けながら、学生生活を送られていたようです。

ふと、お祖父様の人物像をうかがって気になったので質問してみました。

ー秀嶋社長はどのような人間であるとご自分のことを捉えていらっしゃいますか?

「私も、あんまり群れない人間だと思います。少し言葉は刺々しいですが、そういう風に自分のことを捉えています」

ー群れることを好まなくなったきっかけがあったのでしょうか?

「学生生活を送っていると、たくさんの組織・集団に属するじゃないですか。ゼミだったり、サークルだったり、バイトだったり。もちろん私もそういうところに所属していたわけなんですが、ある時にハッと気がついたんです。そこに所属していても、つまり群れていても、何か価値が生まれたことがあっただろうか、と」

ー秀嶋社長のおっしゃること、なんとなく共感できるように思います。

「もちろん友人たちといるのは楽しいんですが、そこに価値が生まれたり、そこに主体性のあるメンバーがいたりしないと、なんか自分には合わないんじゃないかな?と思うようになったんです。それ以来、無理して群れることからは遠ざかっていたように思えます。ただ、皆でワイワイと楽しむのも好きですし、冗談を言うのも好きですし、群れなくなったというよりも、その場その場にはいろんな私がいるような、そんな感じで捉えています」

ー例えばそのようなお人柄が就職活動にも繋がっていたご経験はありますか?

「自分の行きたい企業に行くことを心がけていたというか、自然とそう考えていました」

ー行きたい企業に行くですか?

「内定何個取ったとか、説明会に何回行ったとか、そういう話って就活においてよくあると思うんです。もちろん、滑り止め的な目的でこういう手段が生まれることは分かっています。ただ、自分が行きたいところに行けるように努力する方がいいのかなという考えでした」

ーそう思われていたのはなぜでしょうか?

「リサーチを重ねた上で、自分が行きたいなと思ったところに行くことが、自分にとって一番意味のあることなのかなと思うからですね」

取材の中でも、ユーモアを交えながらお話ししてくださった秀嶋社長ですが、そのお考えというのはとても合理的で、かつ、人間の感情に寄り添ったものだという印象を受けました。

カメラに向かってポージングをしてくださる秀嶋社長。とてもユーモラスです。

秀嶋社長のお人柄についてうかがった後、秀電社について質問をしました。

1963年に創業し、60年近くも続いている秀電社ではたくさんの技術や経験が蓄積されています。

商学部の講義の中でこれらは『ナレッジ』と呼ばれます。

秀電社、つまりは会社としての技術や知識ではなく、ナレッジというのはそこで働く方々、個人が持つ技術や知識のことを指します。

ナレッジと言われるとその次に出てくるのは『ナレッジシェア』や『ナレッジマネジメント』です。

つまり、個人が持っている技術や知識を、如何にして会社組織で共有し、組織としての資源にするかどうか。

この点について秀電社ではどのような取り組みをしているかお聞きしました。

マニュアルなど見える化して共有できる部分についてはそのように対策しています。ただ、現場で必要な技術面などに関しては先輩と後輩がタッグで働くことで、先輩の経験を共有したり、後輩の失敗を先輩が学びに変えるなどして、コミュニケーションを取りながら伝授していきます」

「しかしナレッジシェア的な課題において1つ重要なことと捉えているのは、秀電社としてこうしていきたいというベースを全員で共有しておくことです」

ーこうしていきたいというベースの共有ですか?

会社として現場の仕事においてこんなことを大切にしたい、営業においてはこういうことを大切にしたい、文化としてこういうことを大切にしたい、というような思いを共有して『ブレない』ことを意識しています」

ーそのような意識によって得られる価値というものはありますか?

「お客様から、『秀電社はこういう成果を必ず残してくれる』とか『秀電社に頼めば安心だ』というようなお言葉をよくいただいています。こういうお言葉をいただくとやっぱり嬉しいですし、お客様にお声かけいただいて育まれる価値というものがあるように思います。そうやって自分たちの価値や強みを認識して次に繋げていくようにしています」

ーお客様からそのようなお言葉をかけてもらうためにナレッジシェアとその工夫をされているようですが、事前にいただいていた秀電社さんのパンフレットのなかでとても興味深い文章がありました。

「あなたにとって、いい会社の条件とは何でしょうか?休みがたくさんあることでしょうか?
あまり働かずにお金が稼げることでしょうか?
“いい会社”の条件は十人十色ですがその全てを叶えられる会社があるとするなら、
それはきっと素晴らしい会社です。でも、一見いい会社と思ってしまいそうですが、
より人間らしく豊かな人生を送れる職場か、と考えたらそれは違うと思っています。
私が実現させたい、みんなにとって”いい会社”とは
『いい仲間といい仕事をして、いい人生を送ることが出来る会社』です」

株式会社秀電社Recruting Book p.10 代表メッセージより引用(一部抜粋)

株式会社秀電社さんの採用ページもぜひご覧ください!https://shuden.co.jp/recruit/

ーというものです。秀嶋社長にとって『いい仲間』と働くことがお客様からの支持を得る要素であると感じたのですが、いかがでしょうか?

「はい。人の関係や人の気持ちというものはとても重要だと考えています。というのも、我が社は小売業ではありません。つまり、会社の社員たちの技術によって我が社の商品というものが生まれます。なので、やはり働く社員たちがいい環境で仕事をできなければ商品の価値は下がります。また、社員たちがいい仲間と働いて技術を磨かなければ商品の価値は下がります」

ーとても意味が伝わるお話でした。『いい仲間』として働くための取り組みはどのようなものがありますか?

学ぶ場というものはとても大切にしていますし、これからももっと増やしていきたいなと考えています」

ー学ぶ場ですか?

「先にも話したように、会社としてこんな思いを持って、こういう方針で、というような研修もしています。他にも、外部の講師を呼んで講演をしてもらうことで学ぶこともあります。」

ー外部の方を呼んでどのようなテーマの研修を受けるのでしょうか?

「社会人のルールやマナーについて研修してもらったことがあります。もちろん我が社としてもそういう研修はしていますが、『秀電社ルール』だけしか知らないというのは意味がないと考えたんです。内輪だけで仕事をしていくわけではないので、いろいろな目線や視野の広さ、考え方の幅をより多く持ち、会社ではなく社会として捉えた場合のご指導をいただきます」

いい仲間といい仕事をすることで人生が豊かになるというお考えをお持ちの秀嶋社長。

すでに秀電社の社員さんに対してさまざまな研修を行ったり、仕組みを設けたりしていらっしゃることをお話しいただきました。

となると、もう一つ気になるのは、採用について。

いい仲間で働くために必要なことだと考えたのでたずねてみました。

ーいい仲間同士で働くために採用というのはとても重要なものだと思うのですが、秀嶋社長はどうお考えでしょうか?

「はい。私もそう考えております。なので、我が社ではかなり力を入れて採用を行っています」

ー具体的にどういう工夫をされているのでしょうか?

「これはなかなか無いんじゃないかなと思っているのは、私が直接説明会で話をしてます。その中で会社の歴史や事業についても詳しく説明しますし、私がどういう考えを持っているのかも話していきます」

ー秀嶋社長が説明会に参加されるんですね。

「そうなんです。なので、結構、私が採用に突っ込んで関わっています。というのも、やはり採用はお互いが理解したうえで進めていくことが重要だと考えているんです。就活生の方に私たちのことをよく理解してもらうことが大切ですし、私たちが就活生の方について理解することも大切なんです」

ー相互理解が大切だというお考えの根源はどこにあるのでしょうか?

「それはミスマッチを防ぐためですね。例えば、とても優れた就活生の方がいたとして、企業としては採用したいと思っても、その方の将来のビジョンと我が社が与えられる価値にミスマッチが起きてしまうと、いい仲間といい仕事をすることは難しいんです」

ー企業と就活生のミスマッチを防ぐためにどのようなことを行っているのでしょうか?

「面接というものが就職活動にはあると思います。もちろん我が社の採用フローの中にもありますが、面接というよりも面談のような感じで進めていきます。より就活生の方の気持ちや考えを伝えやすいような面談になるように心がけています。なのでたくさんの時間を使って面談を行っていきます」

ーたくさん時間をかけてでも面談をするというのは、やはり先ほどお話いただいたことや、御社の理念でもあります「働く社員にとっていい企業」ということに重きを置かれているからでしょうか?

「そうですね。そういう職場で働けないことは不幸だと思うんです。すぐに離職してしまうケースも少なくないですし、そういった場合でも第二新卒というように扱われますが、やっぱり、自分が働きたいと思った会社がいい会社で、そこで人生を豊かにして働いて欲しいというような思いがあります」

あとがき

秀嶋社長のお話をうかがいながら、ある一つの印象を大きく受けました。

それは、強い信念を持って、それに恥じることのない活動をし続けているというものです。

お話の中でたびたび出てきた、「いい」というお言葉は、秀嶋社長の中でかなり具体的に定義されていました。

抽象的に「いい」と伝えることはとても簡単ですが、「ブレない会社」「ブレない人」であるために深い考えをお持ちでした。

秀電社さんで働く社員の方々はどのような思いで日々過ごしていらっしゃるのか、とても気になる取材になりました。

次回は、もっと秀電社さんのことを深く知っていくことができるような取材にしていきたいと思います。

株式会社秀電社さんのホームページで、詳しい事業内容についてもご覧になってください!

リンクはこちら→https://shuden.co.jp/
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