「明るくてアットホームな雰囲気」、「壁がなくて風通しの良い会社」というような表現がされている求人広告。
就職活動を始めている学生さんなら一度は目にしたことがあるかと思います。
しかし、“明るい”、“風通しが良い”と言われても、本当のところはどうなのかなんて分かりません。
実際にその会社を訪れて、そこで働く社員さんと交流し、自分の肌で感じなければ分からないことなんです。
そんな時は我々ナビラズにお任せあれ。ということで、現役大学生でありつつライターでもある“学生ライター”が企業さんに訪れ、学生の感性で質問をし、学生の視点で記事を書いているのがナビラズです。
ということで、今回は株式会社カミナガさんに第二回目となるインタビューを行ったのですが、“明るい”、“風通しが良い”どころか、“社長と社員が両想い”、“社員同士も両想い”とはまさにこのこと。
一回目のインタビューでは株式会社カミナガの古賀社長から、60年の歴史がある株式会社カミナガさんが今後も存続するための経営基盤の整備という観点でお話しいただきました。
お話は“コミュニケーションを大切に”や“社員の経済的・精神的安心のために”というような内容でした。
では、今回は株式会社カミナガで働く社員の方々に、“株式会社カミナガって本当にコミュニケーションを大切にしている会社なの?”というように、古賀社長がお話ししてくださったことが本当なのか、どのように社員さんたちに浸透しているのかなど、株式会社カミナガの実態について迫りたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
第一回目の古賀社長へのインタビュー記事はコチラ↓
「道路やダムといった社会インフラが、私たちの生活を支えてくれていることはご存じかと思います。 例えば、ダムはとても巨大な建造物なので、建設する場所の選定から実際に完成するまでに20年以上かかることだって珍しくないんですね。 […]
“互いをリスペクトする”株式会社カミナガの組織文化
「やはり社員それぞれがお互いのことを技術者としてリスペクトしているからこそ、株式会社カミナガの雰囲気はこんなにも過ごしやすいのかなと思います」
株式会社カミナガさんの“明るい社内環境の源泉はどこでしょうか”と尋ねたときに、皆さん口を揃えてこのようなお話をしてくださいました。
今回のインタビューでメインとしてお話しいただいたのは、長崎本社技術部の矢田さん・長崎本社工事部の大島さん・福岡本社技術部の大串さんのお三方。
社歴22年目の大島さん、社歴19年目の矢田さん、社歴9年目の大串さんが見る、株式会社カミナガさんの魅力とは一体どのようなところなのでしょうか。
私は会社の環境に対してとてもポジティブな印象を持っています。
株式会社カミナガの一番好きなところは、会社に関係する人全員と面識があることです。
従業員数45人ほどの中小企業だからこそかもしれませんが、福岡・長崎と事業所が2箇所あるにも関わらず、知らない従業員は一人もおらず、とにかくみんなと頻繁にコミュニケーションをとることができる点が好きだなと感じます。
仕事においても、気軽にコミュニケーションをとれる環境にあることで、皆さんと協力して頑張ることもできれば、皆さんに背中を押されることも何度もありました
中小企業とはいえ、45人もの従業員さん全員としっかりとコミュニケーションをとることができるというのはとても素敵です。
高校のクラスでは40人程度の生徒が集まりますが、全員とウエットにコミュニケーションをとっていたかというと、そんなことはなかったように思えます。
株式会社カミナガさんにおいてコミュニケーションが活発に行われるのはなぜなのでしょうか。
まずは、とても自由な社風というのが理由の一つだと思います。ここでいう自由な社風とは、個人の裁量で仕事を進められるということです。この社風があるのは、社員それぞれが自分自身の仕事やモチベーションを管理できているからこそなのかなと感じます。
企業と言っても人と人が集まってできた集団ですから、上下関係があったり、得手不得手があったりするのが普通かと思いますが、カミナガでは円滑に仕事を進めていくために、コミュニケーションを自由にとることができる環境が整えられています。
ただ、社員みんなが仲良くてコミュニケーションが頻繁にとられていれば会社が成り立つというわけではありません。
株式会社カミナガの社員たちは仕事においてとても真剣です。みんなプロ意識が高く、仕事において妥協することもありません。
だからこそ、お互いをリスペクトし、自由な社風やフランクなコミュニケーションが成り立っていると思います
コミュニケーションをしっかりとりつつ、仕事にも熱心なのは、やはり社員それぞれが“技術者”としてお互いのことを尊重しているからだと思うんです。
それぞれを尊重しているからこそ、仕事を進めるうえで年齢や社歴なんて関係ありません。
このような関係性を作るために普段からフランクにコミュニケーションをとることはとても重要です。
これらを意識的に行っているかと言われればそうではありませんが、株式会社カミナガの社内文化は私が入社した20年前から続いているものだと思います
まさに“社員同士が両想い”。
社員さんそれぞれがお互いを尊重しているからこそ生まれる組織文化だと感じるお話でした。
三者三様!カミナガの事業の色とりどりな魅力。
株式会社カミナガの“頻繁にコミュニケーションをとる”、“上下関係なく協力し合う”社内文化というのは、働く社員さんがお互いをリスペクトし合っているからこそという話をいただきました。
それでは今回お話ししていただいているお三方は、普段どのようなお仕事をされているのでしょうか。
私は長崎本社で工事部の仕事をしています。
例えば、高速道路を走っている時に、道の端の斜面にワッフルのような見た目をした何かが設置されている風景を見たことがある方もいらっしゃると思います。
あんな感じで、斜面の崩れを防止するような工事を行なっています
工事部として働く大島さんが感じる、お仕事におけるスキなところはどのような点でしょうか。
工事部の仕事は、設計図をもとにしながら、決まりに則って進めていきます。
設計図の中にはたくさんの数字が書かれているのですが、例えば高さを指定する数字も書かれているんですね。これを設計値と言います。
設計図や規則を守りながら仕事を進め、完成したモノが設計値ピッタリだった時はとても達成感を感じます。
想像しにくい話かと思いますが、ミリ単位で管理することもあるので、精魂込めて頑張った結果、うまく行った時は大きなやりがいを感じますね
矢田さんは普段どのようなお仕事をされているのでしょうか。
私は技術部という部門で仕事をしています。技術部では、“地質調査”を中心に行っています。地質調査といってもいろいろな対象があるのですが、例えば2021年の8月は九州でもの凄い量の雨が降りましたよね。
そうすると土砂崩れが発生し、家が押しつぶされたり、道路が通れなくなったりして皆さんの暮らしに悪い影響を与えてしまうこともあるんです。
このような場合に地質調査を行って、崩れてしまった斜面を構成する地盤の硬さや地下水など、普段は目に見えない地下の状態を明らかにします。
そうすることによって、再度斜面が崩れないような施設を安全に建設することができるのです。
なので、皆さんが安心して暮らすために欠かせないお仕事なんです。
自然を相手にする難しい仕事なので、大変なこともありますが、プロの技術者として社会に少しでも貢献できている感覚があるのは、私にとって大きな原動力になっていると思います
大串さんはいかがでしょうか。
僕も矢田さんと同じく技術部で仕事をしているのですが、その中でも報告書を作成する仕事にやりがいを感じます。
自ら調査計画を立て、その調査した結果をまとめ、文献や自分の知見を交えながら、目的に合った報告書を作成し発注者へ納品します。
この報告書を使用して、その後の設計や施工へ進むことを常に意識し、自分の意見を出しつつ決められた期間内に成果を出していく、ということにとても楽しさややりがいを感じるんです。
わからないことがあれば先輩方へ気軽にアドバイスを聞いたりできる環境も良いです
お話しいただいたお三方それぞれが、お仕事に対する愛情や情熱を持っていることがとても伝わりました。
インタビューの中でお三方は
「入社した当時は、右も左もわからない状態でしたが、先輩から教えていただいたり、自分で勉強したり経験を積み重ね、この仕事の魅力に気づき始めた」
と、会社の組織文化に惹かれるだけではなく、仕事についても多くの魅力を感じていると話してくださいました。
社長と社員が両思い。社員が見る“社長の魅力”。
ここまでは株式会社カミナガの組織の魅力・仕事の魅力についてお話しいただきましたが、続いておうかがいしたのは古賀社長について。
まだ読まれていない方はぜひ古賀社長のインタビュー記事をまず読んでみてください!
「道路やダムといった社会インフラが、私たちの生活を支えてくれていることはご存じかと思います。 例えば、ダムはとても巨大な建造物なので、建設する場所の選定から実際に完成するまでに20年以上かかることだって珍しくないんですね。
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社長になられて一年目である古賀社長に対して、株式会社カミナガで働く方々はどのような印象を持たれているのでしょうか。
株式会社カミナガは60年続く老舗企業ではありますが、だからこそいわゆる“マンネリ化”してしまっている部分も少なからずあります。
それに対して古賀社長は、企業を存続させるためによりよい方向へ改善していこうという姿勢をとにかく持たれていると感じます。
大手企業でないとはいえ従業員が働く会社ですから、我々が路頭に迷わないようにとか、充実して仕事ができるように、ということを考えてくれているんだなと感じます。
直接そんなことを言われたわけではないのですが、会話の端々や、社長の働く姿を見ていて感じます
それに古賀社長の経歴はとてもエリートという感じですが、全く驕(おご)ることなく、私たちと接してくれます。
社長と話をしていても、途中で話の腰を折ることなく最後まで聞いてくれますし、何か決めつけて話されることもありません。
一緒に仕事をしていて感じるのは真剣に“社員ファースト”的な考えを持ってくださっているんだなということです
第一回目のインタビューで古賀社長にお話しいただいたのは、“会社で働く方々が幸せじゃなければ、どれだけ仕事に社会的価値があっても意味がない”ということ。
お話しいただいたことを働く社員さんたちが感じているのだから、まさに“社長と社員が両想い”だなと感じます。
インタビューの最後には、株式会社カミナガにはどんな学生が似合っているか質問してみました。
やる気というか、とにかくその人に何かしらの思いがあれば良いのではないかなと思います。
技術的な仕事が多いですが、それに関わる知識や経験についてはとりあえず考えなくて良いかと思います。
実際私も入社したての頃は、理系学科で勉強をしていたとはいえ分からないことばかりでした。
ですので、専門的な知識よりも、まずは学生さんが持っている思いの方が重要なのかなと思います
大島さんが話してくれたように、技術がどうこうという話は入社した後に身につけていけば良いと思います。
私は、仕事を通して少しでも社会に貢献できる点に大きなやりがいを感じていますが、私のように少しでも社会貢献したいというような学生さんにもピッタリの仕事だと思います
インタビューの中で“コミュニケーション”についてたくさんお話ししましたが、私はあまり人と接するのが得意ではありません。
ですが、今では周りの方々とお話しすることができていますし、仕事に対してやりがいも感じています。
ですので、人との関わり方が得意じゃないことはあまり気にせず“とりあえずやってみたいな”という気持ちを大切にしている方が向いていると思います。
分からないことは仕事をする中で先輩から教えていただいたり、自分で勉強したりできますし、コミュニケーションに関しては自分が無理せずとも自然と生まれていくものだと思います
またインタビューを見学されていた社員さんは
「私は紹介で株式会社カミナガに入社しました。
紹介されたので断るわけにもいかず、とりあえず入社して半年したら辞めようと考えながら働いていたんですね。
ただ、そんなことを考えていた私ですが、いつの間にか21年もこの会社で仕事をしているんです。
こんなつもりはなかったんですが(笑)。
仕事をしているうちに、気がついたら自分がしている仕事が好きになっていて、気がついたら会社のことが好きになっていて、いつしかこんなにも時間が経ちました。
ですので、大島さん、矢田さん、大串さんが話してくれたように、もし少しでも興味があればぜひ一緒に働きたいなと思います。
株式会社カミナガでは常時インターンも募集しています。1日でも良いですし、1週間でも受け入れる体制を整えているので、いつでもご連絡をいただければと思います」
と話してくださいました。
1時間のインタビューでしたが、仕事においても組織文化についてもたくさんの魅力を感じる皆さんのお話でした。
少しでも興味を持たれた方はぜひ株式会社カミナガさんのHPを見てみてください!
株式会社カミナガは福岡・長崎を中心にインフラの整備や土砂災害防止対策の推進などで人々が安全かつ豊かで快適に暮らせる社会の…