【株式会社福島工務店】建設業界の未来に種をまく。技術を次の世代に繋げる。

業界の未来のために今、種を撒く

こう話すのは、株式会社福島工務店人事部部長の山口さん。

今回取材したのは、型枠大工工事業を行っている株式会社福島工務店(以下:福島工務店)さん。

福島工務店さんは、型枠大工工事業によって様々な場面で私たちの生活を支えつつ、“業界の未来を変える”という強い想いを持ち、業界が抱える課題に真摯に向き合っています。

今回は、熱く、そして暖かい想いを持った福島工務店さんに取材!

お話を伺ったのは、人事部山口さん、工務部福島さん、資材・運搬管理部野本さん、事務管理部小嶋さん。是非最後までご覧ください!

型枠工事は縁の下の力持ち!各部署のお仕事やりがいに迫る!

型枠工事とは、建築工事や土木工事で必要な鉄筋コンクリートの構造体を作り上げることです。

実際に工事現場で働く人を職人さんと呼びますが、型枠工事を行うには職人さん以外にも多くの人の支えが必要になります。

そこで福島工務店や型枠工事を支える各部署のお仕事内容を伺いました。

山口さん

人事部は福島工務店の採用に関わる全てのことを業務としています。

なので新卒採用、中途採用、障がい者の方の雇用など、実務は多岐に渡ります。

他にも、合同会社説明会や今回のようなインタビューの準備や企画をして、より多くの方に福島工務店を知ってもらうことも業務の一つです。

また、個人的には資材・運搬管理部の責任者も兼務しながら働いています

福島さん

工務部は、お客様への営業と現場管理全般が業務です。建物の建設に関わる打ち合わせやお金の取り決め、安全や品質の管理を重点的に行っています。

現場が円滑にいくこと、安全に作業が進められることを常に考えている部署ですね

野本さん

資材・運搬管理部は、建物を建てる時に使う資材の在庫を管理し、必要な資材を事務所から現場に運搬する業務を行っています。

資材の種類は多岐に渡りますから、それらを決められたスペースに分かりやすく積み込み、業務の円滑化を図ります

小嶋さん

事務管理部は、現場を円滑に動かすための書類の作成や、会社のお金の出入りを記録する経理など、事務業務全般を行います。

他にも、社員さんがケガした時の労災の手続きをしたり、育児休暇の申請などの業務を行います

大きな建物が作られることを想像すると、現場で働く職人さんをイメージしますが、実際は多くの人や業務が関わっているんですね。

お話の中であまり学生に馴染みがないように感じた資材・運搬管理部さんのお仕事ですが、どのような雰囲気の部署なのでしょうか。

野本さん

資材・運搬管理部は、和気あいあいと元気よく働いています。

ですので明るい雰囲気の方が多いという印象です。

また、助けてくれる人が本当にとても多いです。

資材・運搬管理部のトラックに資材を積み込む業務はとても大変で一筋縄ではいきません。

まだまだ慣れないことが多い私ですが、それでも嫌な顔せずたくさんの人が手伝ってくれたり、優しく教えてくれたりする先輩ばかりの部署です

それでは事務管理部はどのような雰囲気の部署なのでしょうか?

小嶋さん

事務管理部も資材・運搬管理部と同じく、明るく楽しく働いています。

また、事務管理部の社員さんは子どもを持つお母さんがほとんどなので、互いの事情を気遣ったり、フォローし合ったりする雰囲気があり、みなさん協力的です。

例えば、ある方のお子さんの授業参観があれば、“他のみんなで仕事は進めるから行っておいでよ”というような会話が当たり前のようにできる雰囲気があります

僕のイメージだと、正直、建築業界の方は厳格な方が多いイメージでしたが、皆さんのお話や笑顔を見ると、とても人間関係も良くて働きやすい職場なんだと想像できました。

では、組織の中核を担う人事部ではどんなことを大切にお仕事しているのでしょうか?

山口さん

人事部として大切にしているのは、業界や型枠専門工事業を正しく認知してもらうことです。

福島工務店のことを知ってもらうことももちろん大切ですが、同じくらい業界や型枠工事への理解を深めていただくことも重要だと考えています。

現時点では、業界にはブラックなイメージが世間に根付いてしまっているんです。

そういう業界のイメージを私たちは変えたいし、奥深さや魅力を知ってもらいたい。

そういう想いからキャリア教育の一貫として、高校生ならどの学年でも職場体験を受け入れています。

他にも県内の高校へお伺いして型枠工事について説明したり、魅力を知ってもらう活動も行っています。

小さな効果しかなくても、一つひとつのことに真摯に向き合い、業界の未来を変えていく。この想いを大切に人事部の活動に励んでいます

取材当日、取材現場へ行くと皆さんから元気な挨拶をいただいたり、取材中に遠くから笑い声が聞こえてきたり、お話してくださる皆さんのお人柄に助けられたり、それまで持っていた業界へのイメージと実際の感想には大きなギャップを感じました。

山口さんの真摯な語りから、業界を変えたいという真剣な想いが伝わって来ます。

続いて各部署のお仕事の苦労ややりがいについてお話いただきました。

山口さん

“あなたと仕事ができて良かった”という一言がやりがいに繋がります。

基本的に人事部として常に新しい人と接点を持って仕事をしているなかで、感謝をされたときは本当に嬉しいです。

私の仕事を通して、福島工務店と他の企業や人が繋がる、型枠工事について知らなかった方がその魅力に触れる。

そして“あなたと仕事ができて良かった”という言葉をもらえた時には、代え難いやりがいを感じます

福島さん

自分たちの仕事が形に残ること、これに尽きます。

みなさんも中学生時代に聴いた音楽が流れると、その当時の記憶がパッと蘇るでしょう。

作った建物一つひとつにもそういう思い出があって、数十年経っても少し寄り道して、自分が建てた建物を見たくなるんです。

あの時苦労して作った建物には、今ではたくさんの人が住んでいる。

そんな光景を見たときには、世の中のためになったという実感で様々な感情に満ち溢れます。そんな瞬間がやりがいですね

野本さん

建物が立つ前の現場は、整備されてなく搬入しにくい場所があります。

その時に、安全かつ迅速に搬入する難しさが資材・運搬管理部にはあります。

また、トラックの荷台という限られたスペースに、資材をパズルのように頭の中で捉えて積み込んでいくことが本当に難しいです。

その反面、現場によって変わる資材を頭の中で整理して、適切に詰め込むことができ、現場での皆さんの業務がスムーズに進んでいるのを見るととても嬉しいです

小嶋さん

事務管理部は書類を作ったり、各種連絡をしたりが日常的な業務なのですが、突然入ってくるような業務については苦労します。

例えば、工事をしていると緊急の事態が発生したりします。人手が足りず参加を予定していなかった職人さんが手伝うことになったりなど。

そんな時は事務管理部が書類を作成したり、連絡をしたりして対応します。

緊急のことであっても現場が滞りなく動いたときにやりがいを感じます

どの部署も、体験してみたいようなやりがいばかり。そう感じる学生さんも多いのではないでしょうか。

そして何より、皆さんがご自身のお仕事について真剣に話す姿に心打たれました。

福島工務店に魅かれた理由と求める人物

ここまでは皆さんのお仕事や、やりがいについて知ることができました。

続いてお伺いしたのは、福島工務店さんの好きなところについて!

山口さんからお話いただきました。

山口さん

社歴も年齢も関係なく、ざっくばらんに話せるところです。

例えば野本と私は20歳以上年齢が違います。それでも、仲良くいろんな話ができます。

これも社長の人柄や小嶋さんを含めた事務員さんたちの気さくな雰囲気が会社全体に伝染しているからでしょう。

仕事とプライベートのオンオフを上手に使い分ける皆さんが多くいる。こういうところが大好きです

福島さん

私は勤務体制がきっちりしているところが好きですね。

勤務体制が曖昧なところも業界の課題なのですが、福島工務店では、タイムカードの管理徹底や仕事の分担を適切に行っています。

こういったところにも、業界へのイメージを変えて若い人のためにバトンを繋ぎたいという想いが現れていて好きですね

野本さん

福島工務店には、会社の行事で餅つきや新年会など、社員が集まる機会が定期的にあります。

私は日頃交流が少ない先輩や事務の方などと話すことができるので社内イベントが大好きです。

交流を深めるだけではなく、仕事の技術的なことを聞けたりするので、貴重な時間だなと思っています。

私自身、人見知りで自分から人と交流するのが得意ではありません。だからこそ会社がその機会を作ってくれることに感謝しています

小嶋さん

福島工務店の好きなところは、女性にとっても働きやすい職場作りをしてくれているところです。

男性が多い業界でも女性が働きやすくなるように、と業界の先駆けとして社長を中心に様々な取り組みを行ってくれています。

そういった女性に対しての優しさや、業界を変えようとする姿勢がとても素敵で感謝しています

それぞれ違った好きなところがあって、どこから見ても福島工務店さんは本当に魅力的だと感じました。

では、皆さんがご活躍される部署ではどんな学生が活躍するとお考えか教えてください!

山口さん

会社見学や職場体験に来てくれた高校生には、目を見て挨拶をしてくれる方、日々の生活の中での当たり前に感謝できる方と働きたいといつも話しています。

大学生となると、高校生よりも2〜4年長く勉強をしたり、様々なことに触れてきていると思いますから、その学んだ経験値を表現できる方が良いなと思います。

人事部として求めるのは行動力のある方です。

ここまでお話したように福島工務店の人事部では、様々な機会に飛び込んで福島工務店や型枠工事のことを多くの方に伝えていきます

だからこそ行動力を持っている方は輝けるかなと思います

福島さん

私としては、わがままを言いません。どんな方にも才能がありますし、適性があります。

会社で働くことになっても生涯常に勉強していくものですから、学生の時点でどうあって欲しいという思いはなく、どんな人でも興味を持ってくれたら良いなと思います

野本さん

資材・運搬管理部は、元気があってどんな人ともコミュニケーションが取れる人が良いかなと思います。

職人さんの中には気難しい人もいるので、そういった方ともコミュニケーションを取れて業務を進められる。

そういった方であれば、専門的な技術は入社してから学べるので大丈夫だと思います

小嶋さん

事務管理は、協調性がある方がピッタリですね。

子育てしているお母さんたちがほとんどなので、補い合う、助け合うことが不可欠な部門になります。

タイミングごとに柔軟に動ける方が事務管理部では活躍すると思います

魅力あふれる福島工務店!その原点を探る。

これまでのお話でたくさんの福島工務店さんの魅力を知ることができました。

今回で2回目となる福島工務店さんへの取材ですが、1回目の取材では森社長にお話を伺いました。

森社長への取材記事

「建物が出来上がった時の達成感や喜びは最高なのものです」 仕事に対する想いを熱く語るのは株式会社福島工務店(以下:福島工務店)代表取締役森靖崇社長。 福島工務店さんは、建物を建てる際にコンクリートを流すための型枠を作る会[…]

株式会社福島工務店 2

森社長のお話からは会社への愛情、業界を変える情熱をヒシヒシと感じることができます。

そんな森社長のお考えは社員の皆さんへどのように伝わっているのでしょうか

山口さん

社長の考えで共感できる部分は、女性の雇用を増やしていきたいというところです。

福島工務店は2030年までに男女比率7:3を目標にして動いています。

社長を尊敬できるのは業界や福島工務店に足りないものに対するアンテナが敏感だからです。

社長は本気で業界や福島工務店の未来を考えています。

社長の考えや想いが伝わるからこそ、私も力の全てを降り注ぐことができています。

私には2人の娘がいるのですが、娘が就職活動を始めた時に“うちにおいで”と胸を張って誘える会社にしていきたいんです。

それほど、女性が働きやすい職場を目指す社長の考えには共感しますし、感化されています

福島さん

山口の話にもありましたが、ここまで未来のために種を撒こうとしている企業は少ないはずです。

未来への種まきにはもちろん労力やお金がとてもかかります。

今だけを考えて仕事することだってもちろんできますが、社長は“損をして得を取れ”とよく話します。

損をしてでも自分たちにできることをやろう。それが未来の得に繋がるという考えに賛成して、日々業務を行っています

野本さん

私は、社長の小さな目標を期限付きで決めて成長していこうという考えを大切にしています。

今の私の目標は、自分専用のトラックが来るまでに、積み込みや運搬のスキルアップをすることです。

会社の方が、私専用のトラックを準備してくださり、それがもう間もなく届くようになっています。

それまでに、先輩に教えてもらったり、実践と勉強を積み重ねたりしてバリバリ働けるようになる目標を立てています

小嶋さん

私が社長の考えで共感している部分は、企業理念にもある以心伝心です。

以心伝心は、社員同士心で繋がったうえで連絡や相談を怠らず、お互いを高め合っていこうという意味が込められています。

まさにこの想いが事務管理部では実現できているなと感じます。

この文化を私も受け継いで、新しく入ってくる人に広げていきたいです。

子どものこと、ペットのこと、体調不良でお仕事を休むとしても、気軽に言い合える。こんな職場を以心伝心して作っていきたいです

素敵なお話すぎる、、、。

皆さんのお話を聞いて、森社長のお考えが以心伝心し、社員さんがそれに共感して働いていらっしゃることに深く感動しました。

山口さんの娘さんに胸を張れる会社にするという言葉から強い覚悟と責任を感じましたし、本気でそう思っているからこそのお話なのだなと感じました。

福島工務店と業界の未来を作る。取材中、常にその思いがお話から感じ取れました。

取材の最後には山口さんと福島さんがこんなお話をしてくださいました。

山口さん

私たちがきちんとした会社の体制にして、それを若い子たちに渡してあげたいというのが幹部の想いです。

今までの業界の当たり前が今の世の中で通用しないことは分かり切っています

若い子たちに対して通用するもの、若い子たちが業界を輝かせていけるものを残してあげたい。

それが、私たちの役目であり、そのために頑張っています

福島さん

日本人のモノづくりのDNAは本当に素晴らしくて、Made in Japanは世界に誇れるものです。

建築業は日本人の良さが表現できる業種の一つだと強く思います。

ただその技術を教える次の世代がいないという状況はとてももったいない

覚えることは確かに難しいし、乗り越えないといけないこともたくさんあります。ですが技術さえ身につけば、今よりももっと評価される時代がすぐそこにあると思います。

ぜひ少しでも若い人に興味を持ってもらいたいですね

株式会社福島工務店さんのお話を伺って

今回取材したのは、株式会社福島工務店さん。

取材を通して一番心に残ったことは、山口さんや福島さんのお話から感じた業界を変えたいという強い想い

大人が若い人のためにお金や時間を掛け、未来に種を撒いている姿に心打たれました。私自身、自己満足ばかり考えることが多いですが、山口さんや福島さんのお話を聞いて考え方が変わりつつあります。

これから成長し、余裕をもって人に関われるようになりたいと決意するような取材でした。

4人の方のお話から、たくさんの福島工務店さんの魅力を知る取材になりました。もっと福島工務店さんについて知りたい方は公式ホームページなどをご覧ください!

株式会社福島工務店

森社長への取材記事!

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