【株式会社ヤマウ】次世代のヤマウをつくる!その先陣を切る人事部としての在り方。

街を歩くとき、山や海でレジャーを楽しむとき、目に映る風景全てに“土木”は存在します。

皆さんは“土木”と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

正直私は、ヘルメットを被った人が道路工事をするくらいにしか思っていませんでした。(すみません…)

しかし、実はそうではなくて、土木というのは生活や産業の基盤となり、私たちの生活を支えてくれているのです。

この土木インフラ整備に使われるコンクリート製品の開発・設計、製造、販売、施工を通して、安全・安心で快適なまちづくりに貢献している福岡の会社が株式会社ヤマウ(以下:ヤマウ)さん。

私たちの暮らしを支え続けるヤマウさんの事業ですが、このヤマウさん自体を支えるのはどのような方々なのでしょうか。

会社には多くの部署や部門が存在しますが、その中でも“人”を支え続けるのが人事部の方々。

そこで今回はヤマウの人事部でご活躍される寳藏寺綾佳(ほうぞうじあやか)さんに取材をしました。

業務内容や存在意義など、人事のお仕事に興味のある方は必見。

ぜひ最後までご覧ください! 

株式会社ヤマウってどんな会社?

まずお伺いしたのは事業内容について。

どのような事業で私たちの生活を支えているのでしょうか。

事業内容は主に道路、ダム等に使用されるコンクリート製品の開発・設計、製造、販売、施工です。

メーカーなので工務店や建設会社から依頼を受け、製造し、直接自社の製品を販売するところまで行います。

加えて役所や建設コンサルタントに製品をPRするという営業もしています。

製品や工法などをPRすることで採用を検討してもらって、ゆくゆくはヤマウの製品を発注してもらうことにつなげるための営業活動です

詳しい事業内容については製造本部、技術本部、営業本部の方々へ取材した以下の記事からご確認ください!

事業に関する取材記事

出かける時、道が整備されていなければ目的地には辿り着けません。電気が使えなければ、見たいものを照らすこともお湯を沸かすこともできません。 土木インフラは、私たちの毎日を支えてくれる産業なのです。 この土木インフラ整備に使[…]

株式会社ヤマウ 2

コンクリート製品を取り扱う事業をされるヤマウさんですが、ホールディングス体制になったと伺いました。

ヤマウホールディングスグループにはどのような会社さんがいらっしゃるのでしょうか。

ヤマウはヤマウホールディングスグループの中核会社としての立ち位置ですが、同じようにコンクリート製品の製造・販売を行う会社としては大分フジ株式会社、株式会社熊本ヤマウ、株式会社ヤマウトラストがあります。

メック株式会社ではコンクリート構造物の点検・調査、株式会社リペアエンジはコンクリートや鋼構造物の補修・補強工事の施工や管理を行っています。

そのほかに水門・堰の製造や施工、保守を行う開成工業株式会社、地質調査やコンサルタント業務を行う大栄開発株式会社、橋梁・高架道路用の伸縮装置の製造・販売、設置を行う中外道路株式会社、情報機器の販売、保守を行う光洋システム機器株式会社があり、ホールディングス全体で10社です

10社と聞くととても会社数が多く感じますが、寳藏寺さんをはじめとする人事部の皆様はヤマウさんのみの人事部として活動をされているのですか?

ホールディングス体制へ移行したのは2021年4月なので基盤を整えている最中で、グループ会社それぞれの力を最大限に発揮できるように、さらにはグループ全体で人材育成を課題として取り組んでいます
 

社員教育の面ではグループ全体で、新入社員、入社2・3年目、若手、中堅、管理職と階層別の研修を実施しています

寳藏寺さんはグループ全体の人事としても活動されているということですね。

10社も会社がありそれぞれ所在地が違う中で、大変なことなどないのでしょうか。

これはヤマウだけで考えてもそうなのですが、やはり現場に行って社員の皆さんのお話を直接聞くことはもっと進めていかなければならないなと考えています。

人事の業務は多岐にわたりますが、社員の皆さんが働きやすい、働きがいのある環境をつくることもミッションの一つだと思うので、これから力を入れていきたいと考えています

人事として働くということ

ヤマウさんのみならず、グループ全体の人事としても活動をされている寳藏寺さんですが、現在はどのような業務を担当されているのでしょうか。

私はメインで新卒採用活動社員教育を担当しています。

新卒採用活動では次年度の採用計画の策定や予算の算出、採用の中で行う企画の準備や実施、学生さんのフォローなどをしています。

社員教育については、先程お話ししたように新入社員をはじめとした研修の企画、運営を行っています

人事部全体としては給与計算や残業時間などの勤怠管理や健康診断に関わること、法改正等への対応、万が一の社内トラブルへの対応など行なっています

“人事”と一言で表してしまいがちなお仕事ですが、詳細を伺うと多岐に渡って業務があるんですね。

読者の学生さんも、実際に人事として働く寳藏寺さんのお話を聞くと、どんな業務があるのかイメージしやすいのではないでしょうか?

お話を伺うととても忙しそうなお仕事だと感じますが、寳藏寺さんが人事部として働き続けるモチベーションはどのようなところから生まれるのでしょうか。

人事の業務は“人”を支えると話しましたが、やはり人と関わることはとてもやりがいに繋がります。

私は新卒採用を行なっているので、学生の頃から関わりのある社員が楽しそうに仕事をしている姿を見ると嬉しくなりますし、活躍する姿を見ると新卒採用の活動今後の会社をつくっていくうえ必要なことなんだなと改めて感じます。

また、新入社員研修に意義を感じているからこそ、それがやりがいに繋がっていると思います。

学生さんはこれまでにアルバイトや部活動などを経験していて、いわゆる社会人基礎力に近いものを学ばれていると思います。

ですが、やはり社会人として働かなければ身につかない知見や技術もあり、そういった力は新卒で入社した会社によってつくられると考えています。

だからこそ、新入社員がどこにいっても自信をもって仕事できるように、ヤマウでは研修にも注力しています

新卒採用と研修に対して必要性ややりがいを感じている寳藏寺さんですが、これらの業務を担当しているからこそ感じる難しさなどあるのでしょうか。

新卒採用で対象となる学生さんは毎年傾向が変化していきます。

ですので、以前はこうすれば良かったということが通用しないところに新卒採用の難しさがあると思います。

学年によって知りたいことや求めていることに違いがありますし、新卒採用のためのサービスやツールも毎年変化するんです。

そこが難しい点でもありますし、私としては興味深いというかオモシロイ点だと思っています

難しいことが多い人事部のお仕事ですが、取材をする中で寳藏寺さんからはとてもポジティブな空気を感じました。

難しい壁があるとどうしても諦めたり、努力を継続できなかったりすることもあると思いますが、寳藏寺さんはどのような考えを持っているのでしょうか。

やりがいやモチベーションは先ほど話した通りなのですが、加えて原動力となっているのはこれまでの経験が大きいかなと思います。

私自身、中途社員としてヤマウで働き始めたのですが、これまでに出会った方々にとても恵まれていました

キャリアチェンジをしたため業務について知見の無い私に対して親身に教育をしていただいた経験がありますし、同僚や先輩の仕事へ対する姿勢に憧れたり、尊敬したりしています。

だからこそ、私も人事としてヤマウ社内やホールディングスグループの皆さんを支えたり鼓舞したりする存在でありたいと思いますし、これまでに私が受け取ったご恩を還元していきたいと思っています

寳藏寺さん自身が人に支えられた経験があるからこそ、人事としてご活躍されたいというお話は心に刺さるものでした。

ヤマウの人事として見据える“未来”

ここまではヤマウさんやホールディングスグループ全体の事業概要、人事部としてのお仕事内容ややりがいを伺いましたが、次にご質問するのはこれからについて

寳藏寺さんは人事としてどのような展望をお持ちでしょうか。

まずは新卒採用において、今よりも学生さんとのコミュニケーションを重視したいと思っています。

新卒採用において重要なのは、学生さんの価値観や大切にしたいこととヤマウの価値観や提供できる環境が合うかどうかだと考えています。

ただ、人の価値観というものは形式的なヒアリングでは掴めないものですし、用意した資料だけでヤマウのことを理解していただくことはできないと思っています。

だからこそ、じっくりと学生さんと対話を重ねて紐解いていき、想いのすり合わせを大切にしたいですね

寳藏寺さんのように新卒採用を大切にし力を入れている方がいることで、会社全体として“採用”に対する意識の変化が起こったりするのでしょうか。

力が及んでいない点はありますが、以前と比べて新卒採用の意義を理解してくださる方が増えたように思います。

先に話したように新卒採用は毎年変化していて、例年どおりの取り組みだけでは対応しきれません。

だからこそ、新たな取り組みを取り入れたりしなければいけないのですが、それに対しての理解も得られていると思います。

さらに、他部門の方がアドバイスをくれたり業務のサポートをしてくれたりと、会社全体の採用に対する意識というのは少しずつ変わっていっているのかなと思います。

それと同時に、この変化をもっと活発に起こせるように活動したいとも思います

人を支える人事の業務に価値を感じている寳藏寺さんですが、ご自身としてはヤマウにとってどんな存在でありたいといったお考えはありますか?

周りの方にとって、人事部というと少し壁があると思うんです。

それは人事異動や人事評価にかかわることなど繊細な業務に携わっている側面があるからだと思っています。

だからこそ私をはじめヤマウの人事部は各基準に基づいて公平であるべきだと思いますし、社員の皆さんの所属部門や勤務地に関わらずコミュニケーションをとらなければならないと考えています。

その上で身近に依存しないように在りたいと思っています

身近に依存しないとは、どのような意味なのでしょうか。

私のデスクから半径2メートルで起こっていることだけに目を向けることもできるんです。

身近なところだけに目を向けて環境を向上させたり、教育を行ったり。

また採用に関しても手を抜くことだってできると思います。

ですが、私たち人事は働く方々の働きやすさを追求したり、次世代のヤマウをつくる社員を採用し教育したりすることが使命です。

だからこそ、もっと視野を広げて会社全体、ホールディングス全体から社員さんの声を集めたり、日々変化していく採用市場の情報収集をしたりしていきたいと思っています

そのように人事部が労働環境向上や採用への注力を行うことで、全体としての意識も向上し、ヤマウ含めたホールディングスグループ全体がより良い組織になると思っています。

その先陣を切る人事部としてこれからも活動していきたいです

株式会社ヤマウさんのお話をうかがって

いかがでしたか?

今回は株式会社ヤマウ人事部寳藏寺(ほうぞうじ)さんに取材をさせていただきました。

人事の方のお話に触れる機会は貴重なものです。

会社における“人”に対して、想いを持って活躍し続ける寳藏寺さんのような方がいらっしゃることで、学生の皆さんにとっても自身のキャリアを磨くことができる環境が生まれるのだと感じました。

また、ヤマウの目指す姿から今の現状、そして今後見据える先にどう進んでいくのかという会社としての方向性も詳しくお聞きすることができました。

ヤマウさんのことについてもっと深く知りたい方はぜひ以下のURLもご覧ください!

株式会社ヤマウ

当社は九州一円で、ヤマウオリジナル製品・JIS製品、側溝ブロック、擁壁ブロック、道路用コンクリート製品、河川用コンクリー…

インスタグラムはこちらからチェック→https://www.instagram.com/yamau_recruit/

ツイッターはこちらからチェックhttps://twitter.com/yamau_recruit

ヤマウさん取材②

出かける時、道が整備されていなければ目的地には辿り着けません。電気が使えなければ、見たいものを照らすこともお湯を沸かすこともできません。 土木インフラは、私たちの毎日を支えてくれる産業なのです。 この土木インフラ整備に使[…]

株式会社ヤマウ 2

最新情報をチェックしよう!