【株式会社石橋組】人々の暮らしを守るために“選ばれる会社”になる。

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私たちの暮らしと命を支える土木のお仕事。

普段何気なく利用している橋や道路の数々。

私たちの暮らしを災害から守り、当たり前の日常を支えてくれているのが土木の仕事に関わる方々です。

災害で壊れてしまった橋が気づけば以前の姿に戻っている!なんてことはありませんでしたか?

その復旧工事を担っているのも、“土木”に携わる方々です。

もし、土木のお仕事がなかったら?

私たちの当たり前の生活はありません。そんな私たちの日常生活を守り、暮らしと命を支えているのが、福岡県田川市にある株式会社石橋組。

株式会社石橋組は、人々の暮らしと命を守る土木工事に携わっています。

施工管理を中心として、発注者(国、県、市町村)から土木工事を請け負い、協力会社と発注先を繋ぐ役割を担う会社。図面の設計や安全面に加え工事に関わる全てのことを管理し、土木のお仕事だけでなく、豊かな地域社会づくりに貢献すべく様々な活動を行っています。

今回ナビラズでは、四代目の水上弘敏社長と、取締役の水上晋太朗さんにお話を伺いました。

土木のお仕事の知られざる魅力や、株式会社石橋組の新たなる挑戦、想いについて迫ります!

ぜひ、最後までご覧ください!

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縁の下の力持ち!?私たちの命を守る株式会社石橋組ってどんな会社?

今回インタビューしたのは株式会社石橋組(以下:石橋組)四代目の水上弘敏社長、取締役の水上晋太朗さん。

お二人に、石橋組の事業内容についてお伺いしました。

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社長

弊社は主に公的機関から受注した建設工事を施工する建設会社です。建築工事も土木工事も施工しますが、売上の大部分が土木工事になっています。

主な受注先は、田川市、県、国土交通省、この3つです

大部分が土木工事・・・?

土木と建築の区別って一体どんなものなのか不思議に思い尋ねてみました。

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水上さん
建設業という業種は土木と建築に分かれていて、簡単に説明すると地面から下が土木、上が建築となっているんです。そのうち、弊社は、土木工事の施工をメインとしている会社です

なるほど!土木と建築の違いってそういうことだったんだ!

ライター中島、人生20年目にして初めて土木と建築の違いを目の当たりにし建設業面白い!とワクワク!!

ホームページを見ると、河川工事の事例が掲載されていましたが、他にはどんな事例がありますか?

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水上さん
実は数年前に弊社のホームページが完成したので、過去1、2年の事例しか掲載されていないのですが他にも沢山あります。これまでに、治山工事(土砂崩れしないように)、道路工事、ため池工事、橋脚工事、ダムの工事など、様々な土木工事を施工してきました
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社長

また大雨や台風などの自然災害が発生した際には、公的機関からの要請により、河川や道路などの緊急復旧等を行っています。

2017年の九州北部豪雨の際は河川の緊急復旧工事を行い、二次災害の防止に貢献することができました

土木とは、社会の基盤・インフラとして人々の安全で豊かな生活を支えるもの

自然災害発生時などにはいち早い復旧が求められます。その復旧工事を担っているのも土木関係者の方々。私たちの日常は、土木関係者の方々によって守られていたのですね。

では、実際に土木のお仕事をする際にはどのようなことが必要になるのでしょうか?

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社長

土木の仕事では、入社してからすぐに現場監督に就任することはできません。5年10年と時間をかけて、一級土木施工管理技士という国家資格を取得する必要があります。

なので新卒で入社するとまずは現役監督のアシスタント的な役割をします

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水上さん

現場を管理する技術職の場合、まず国家資格(一級土木施工管理技士のような)が必要です。また、大卒実務経験が4年半(一級土木施工管理技士の場合)ないと資格取得にチャレンジできないという条件があります。

そのため、大卒で土木の仕事に携わる場合は4年半の間に現場経験と合わせて、施工管理方法や関係法令の勉強をする必要があります。

これに加えて、たとえ資格を取得してもすぐに何でもできるわけではありません。川の工事も道路の工事も同じ資格が求められますが、内容や対処が全く違うので、様々な現場で実務経験を積む必要があります

土木のお仕事は、現場ごとに周囲の状況や対応が異なるため様々な現場で経験を積み、広い視野を持ち、現場対応を行うことが必要なのだと思いました。

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これまで私は、土木のお仕事とは肉体労働で占める割合が強いお仕事だというイメージがありましたが、実際のところどうなのだろう?という疑問を投げかけてみました。

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水上さん

土木と聞くと、多くの方が“体を使って、ツルハシを持って、タンクトップを着て”というようなイメージを持っていると思います。

建設業界は中小企業の割合が最も高い業界なんです。

数が多いので役割も様々ですが、弊社は現場作業そのものではなく、施工管理を行う技術の会社です。発注者と打ち合わせをして図面を書いて、業務を協力会社に依頼し、工事に関わる全てのことを管理するので、実は仕事のほとんどが体ではなく頭を使うんですよ。

なので現場の状況を瞬時に判断する理解力、イメージ力も必要となります

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社長

体を動かすのではなく頭を使うので、性別問わずできる仕事だと思います。

土木は男性の仕事というイメージが強いかもしれませんが、実は女性の技術員も沢山いるんです。女性の技術員の方々カッコいいんですよ!女性も技術員として働きやすい環境作りも弊社の使命だと思っています

うわー!実際の現場を見てみたくなっちゃいます!施工管理は肉体労働よりも頭脳労働の割合が大きいため性別問わず働ける職業なんですね!土木の世界にハマりそうです、、、!!

さらに詳しく“土木の仕事の面白さ!”についてお聞きしてみました。

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水上さん

私自身、土木だけでなく製造業も経験しましたが、建設業の技術職は、一般的な製造業と比べると断然クリエイティブさを発揮できる仕事だと思います。

公共工事の場合、完成形を示された形で依頼を受けるため、施工を行う際に必要な資材や企業は弊社が選びます。その際、クリエイティブさを活かす裁量も必要となってきますし、他の業種とはまた違う面白さが土木にはあります。

現場ごとに対応も違いますし、臨機応変に今必要なことは何かを考え、対応していくことが求められる仕事です

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選ぶ企業から“選ばれる企業”株式会社石橋組の新たな挑戦とは!?

ここまでは建設業の土木のお仕事について、お二人にお話しいただきました。

ここからは、石橋組のホームページに大きく掲載されている“選ばれる会社になる・・・”というお考えの根源に迫ります。

“選ばれる会社”とはどのようなお考えから生まれたキーワードなのでしょうか?

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水上さん

十数年前は、就職氷河期と言われていました。

実は、私自身もリーマンショックの影響をもろに受けた世代でした。

当時は、“会社が人を選ぶ”ことが当たり前でしたが、これから労働人口が減っていくことを考えると、“会社が人を選ぶ立場”であることは長く続かないだろうと思ったんです。これが“選ばれる会社になる”と考えたきっかけです。

弊社が持続していくには、協力会社を含め社員の協力が不可欠。“選ばれる会社”とは、求職者の方からだけではなく、他の会社から“この会社なら安心して任せられる”と選んでいただかなければなりません。

さらに、地域の方々からも“石橋組なら安心だね!”と思っていただけるようにならなければなりません。そういった理由から“選ばれる企業”になろう!という考えを持ち始めました

水上さんのお話から“石橋組だけでは、成り立たない。働く方、他の会社さん、地域の方々がいるからこそ成り立っているんだ”という想いが強く伝わり、多くの人の支えと力によって、石橋組の今があるのだと思いました。

水上社長は“選ばれる会社”をどのように捉えているのでしょうか?

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社長

やはり私たちだけの力では会社は成り立ちません。人の力なしでは何もできないと日々感じます。

例えば、我々は工事の際にどうしても地域の方々へご迷惑をおかけしてしまう場面があります。

工事をするにあたって、土埃をあげてしまったり、道路工事の際は移動に不便をかけてしまったりと、地域の方々の日常を変えてしまうわけです。

これに対して、地域の方々の理解や支えがあるから、私たちは土木の仕事をすることができます

いくら、人々の暮らしや命を守るために工事を行う必要があるとはいえ、そこに住む地域の方々に受け入れていただかなければ何もできません。

だからこそ、私たちは地域の方々に感謝の気持ちを忘れてはいけませんし、地域貢献をしていかなければならないと考えています。現場で工事ができるのは、決して当たり前のことではありません。

地域の方々、発注者、協力会社、社員の協力なしでは何も出来ないんです。ですから、我々は地域社会の一員として、地域貢献に取り組んでいます

“選ばれる会社になる”の背景に込められた想いの数々。お二人が口を揃えて、弊社は多くの人の支えで成り立っているとお話していました。

土木のお仕事がなければ人は生活できないのに・・・。もし私だったら、人々の暮らしと命を守るための工事の際、迷惑をかけてしまうことは仕方がないことだと考えてしまうと思います。

地域貢献の活動の背景には、地域の方々に対する感謝と熱い想いが秘められていました。地域の方々の理解と支えがあってこそ今の石橋組があり、工事ができる。だから、地域貢献をしていきたいというお話をお聞きし、お二人の器の広さを感じると同時に、改めて当たり前は当たり前ではないのだと考えるきっかけとなりました。

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石橋組のホームページを見ると、建設業以外にも企業×地域貢献、会社×従業員、石橋組×持続性というような新たな取り組みをされていることが分かります。

新しいことを取り入れ、アップデートし続ける石橋組。

会社組織において、何かを変える、新しいことにチャレンジすることは容易いことではないと思います。それでも、チャレンジし続ける石橋組。

“変える”ということに対し、どのような想いをお持ちですか?

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社長

既存のものを変えることに対しては抵抗もあり、意見の衝突もありました。しかし時代が変化していくように、我々も変化していかなければなりません。

だから、新しいモノを取り入れたり、チャレンジしていくことは必要だと思っています。私の代の会社とはまた違う会社を、息子たちの代で切り拓いてくれるんだろうなと思っています

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水上さん

変化によって何か価値が生まれるのであれば、リスクを恐れずチャレンジしていきたいと考えています。

ローリスクハイリターンが理想ではありますが、これを求めてばかりでは“良い変化”は生まれません。たとえそれが会社にとって出費になろうとも、行う価値があるのであれば、やるしかないんです。

何かを変えようとした時、結果はすぐについてこないのは当然のことです

既存のモノを変える時や、新しいことにチャレンジする時、ついリスクばかり考えてしまい一歩踏み出せない自分がいました。お二人のお話を伺い、失敗を恐れてチャレンジしないことが、一番の失敗であるという勇気をいただきました。

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株式会社石橋組が自社に求める人物像とは!?

いよいよ、ここからは株式会社石橋組が求める人物像について、お話しいただきました。

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水上さん

石橋組が求めるのは“自分の経験則に縛られず広い視野を持ち、柔軟に対応できる人”です。

つい自分の経験だけで考えてしまいがちですが、きちんとしたロジックをもとに物事を考えられる人でないと、必ず大きな見落としに繋がってしまいます。

また、土木の仕事をする中でもう一つ大切なことがコミュニケーションです。土木業は多くの人の支えのもと成り立つ仕事ですので、必然的にコミュニケーション力は必要となります。現場ごとに協力会社も違いますし、必ずやり取りが必要となります

私たちの暮らしと命を守る土木のお仕事において重要なことをお話しいただきました。

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最後に、土木のお仕事に携わり良かったと感じるエピソードをお伺いしました。

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社長

自分たちで作ったものが地図や形に残ることです。皆さんが利用してくださることがこの仕事をやっていて良かったと思うことでもあり、自分たちの誇りです。完成した時の喜びは何とも言えないもの。

これまで数々の現場を手掛けてきましたが、未だに自分が手がけた現場を見ると、当時の自分たちの苦労や喜びが思い出されますし、この仕事をやっていて良かったなと思います

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株式会社石橋組さんのお話を伺って

いかがでしたか?

今回は株式会社石橋組、四代目の水上弘敏社長、取締役の水上晋太朗さんにインタビューしました。

私たちの暮らしと命を守る土木のお仕事知らないことだらけでした。

私たちが普段何気なく利用している、道路や橋、安全で安心な日常生活を過ごすことができるのは、土木関係者の方々がいらっしゃるからです。

私は、取材を通し、当たり前は当たり前ではないということを肌で感じました。お二人からお話いただいたように、何をするにも一人の力では出来ないのです。多くの人の支えがあってこそ、今の私たちがあります。

“選ばれる会社になる”の背景には、多くの人の支えがあります。株式会社石橋組は、多くの人の暮らしと安全のために日々とどまることなく、これからも走り続けます。

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