今回取材させていただいたのは、福岡県飯塚市に本社を構え、プレキャストコンクリートの設計・製造を行っている株式会社ドーケンさん。
ドーケンさんは、PayPayドームや照葉アイランドシティに並ぶ高層マンションなど、福岡では誰もが知る建物の建築に携わられている会社さんです。
過去2回の取材で、計画設計部と製造部のみなさんにお話をお伺いし、第3回目の取材となる今回は、生産技術部のみなさんに取材させていただきました。
ドーケンさんが行っている事業概要や、そもそもプレキャストコンクリートって何なの?と知りたい学生さんは過去の取材にて詳しくお伺いしていますので、そちらから読まれることをオススメします!
過去の取材記事はこちらから↓
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ドーケンの生産技術部とは?
今回の取材では、生産技術部でDX推進担当をされている友添さん、生産技術部品質管理課に所属されている吉良さん、高嶋さんの3名の方々にお話をお伺いしました。
まず、生産技術部とはどのようなことを行っている部署なのかを友添さんにお伺いしてみました。
昨今話題になっている人材不足などの問題がドーケンでも如実に現れています。
そこで生産技術部では、工場での生産がより効率良くなるために様々なことへ取り組み、より良い生産ができる環境づくりを主に行っています。
それに加えてドーケンで作られた製品が図面通りにできているかなどの検査を行ったりもしています。
生産技術部の中でもDX推進担当や品質管理課といったように各々の担当が決まっているんです
生産技術部では現在8名の方が多くの業務を遂行されているようです。
それでは、みなさんそれぞれが担当されるお仕事の具体的な内容はどのようなものなのでしょうか。
主な業務は、ドーケンで作っている製品の品質検査を行うことです。
製品を作る際に型枠に生コンクリートを流し込んで固めるのですが、その前に型枠自体が図面通りに正しく作られているのかをチェックします。
他にも出来上がった製品を現場に運ぶために運送業者さんとやりとりをしたりします
他部署と比べて運送業者さんや現場の方など外部の方とのコミュニケーションが多いというのも生産技術部の特徴だそうです。
続いて高嶋さんにお伺いしました。
主な業務は、打設前検査を行うことです。
具体的に説明すると、製品には強度を高めるために埋め金物やプレートと呼ばれるものが入っているのですが、それらが正しい位置に入っているかチェックをしています。
この打設前検査が終わると実際に型枠に生コンクリートを流し込むことになります
お二方とも生コンクリートを流し込む前段階での検査に携わられているんですね。
他にも製品ができあがった後に検査をする人もいらっしゃったりと、プレキャストコンクリートの設計、製造には、多くの検査があるということに驚きました。
続いて、友添さんにお伺いしました。
私はDX推進担当として大きく2つのことに取り組んでいます。
まずはペーパーレス化。ドーケンではこれまで、設計・製造において紙の図面を使っていました。
そうすると最終的にクライアントさんへ設計図を送る際に、紙が油やコンクリートで汚れてしまっていたり、紛失してしまったりと非効率な事態が発生していました。
これらの問題を解決するために、 iPadを導入し図面をデータで管理できるようにしました
確かに設計図と言われると“紙”という印象がありますが、現場で働く方からすると不便なことも多そうですよね。
それに加えて、離れた場所で行っている仕事の進捗を常に確認できるように、自社でアプリの開発を行い、生産管理をしやすいようにしています。
ドーケンの敷地は広いため、以前までは進捗確認を電話でしていたのですが、それだと非効率だということでアプリの開発を始めたんです
実はドーケンさんではDXという言葉が世の中に普及する以前から、お話しいただいたようなデジタル化を進めていたようで、会社の文化として新しいことに挑戦したり、より効率良く生産ができるような環境づくりを心がけていたそうです。
では、今回取材を受けてくださったみなさんはどのようにしてドーケンさんで働くこととなったのでしょうか。
入社のきっかけをお伺いしてみました。
自分は高卒でドーケンに入社したのですが、高校時代の先生からドーケンをオススメしていただいたのが入社のきっかけです。
実際にドーケンの会社見学をした際に社内の雰囲気が自分に合っているなと感じたため入社を決めました
会社の雰囲気が合っているというのはとても大切なポイントですよね。
高嶋さんが見学の際に感じたドーケンさんの雰囲気とはどのようなものだったのでしょうか。
とにかくみなさん暖かくて良い人たちばかりなんです!
建設業ということもあり見学前にはお固い雰囲気なのかなと思っていましたが全くそんなことなかったんです
確かに建設業と聞くと少し固いイメージを持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしドーケンさんは全くそんなことはなく、私も取材にお伺いさせていただいた際に、みなさんに挨拶していただいたりととても暖かい雰囲気を感じました。
続いて吉良さんに入社のきっかけをお伺いしてみました。
私は山口県で2年間ほど工事関係の仕事をしていました。
その仕事を退職し、地元である飯塚で仕事を探していたときに出会ったのがドーケンでした。
大学で建設関係の勉強していたためドーケンの事業に貢献できるのではないかと思い、入社することを決めました
続いて友添さんにお伺いしました。
私は元々関西で働いていてUターンをして飯塚に戻ってきました。
モノづくりが好きだったことからドーケンに入社することに決めました
吉良さんや友添さんのように過去に多くの経験があり中途で入社される方もいらっしゃるそうですが、ドーケンさんでは業界の知識や経験がない未経験で入社される方が多いそうです。
入社後にも資格の手当があったりと自分のスキルを高められる環境が整っており、未経験の方でも安心して入社することができるそうです。
ドーケンの仕事に対する熱い想い。
続いてみなさんがお仕事でやりがいに感じるところ、逆にお仕事で大変なところについてお伺いしてみました。
やはり案件を終えた際にはやりがいを感じます。
私たちは1人で製品を作っているのではなく、様々な部署と協力して頑張っているので、終わった時にはやり切ったぞと感じます。
大変なことは、製品にミスがあった際の対応です。
現場からお申し出があった際の対応などは、急速に対応しなければならないためとても大変です
社内みんなで大きなものを作っているからこそ、それが完成した時の達成感ややりがいはとても大きそうですね。
続いて友添さんにお伺いしました。
DX担当として導入した新たな制度が上手く浸透し、社員が働きやすい環境をつくることができた際にやりがいを感じます。
ベテラン社員の方でも仕事がやりやすくなったと喜んでもらえた時はとても嬉しかったです。
大変なことは、新しく何かをデジタル化する際に、これまでの習慣とは違うことを社員の方々にお願いすることがあるので、その点かなと感じています
確かに新しいことを取り入れようとすると、どうしても始めはスムーズに物事が進まなかったりしますよね。
そんな中でも会社がより良くなるように、よりみなさんが働きやすい環境になるように、デジタル化を進めることはとても大変そうですがそれ以上にやりがいがありそうですね!
続いて高嶋さんにお伺いしました。
街中に行った際、自分が携わった物件が建っているのを見ると感動しますし、頑張って良かったなとやりがいを感じます。
僕たちが携わっている物件は高層の建物が多いので街の中でもとても目立つんですよね。
それを見るとこれからも頑張ろうというモチベーションが湧き出てきます
そう話す高嶋さんの目はとても輝いており、ドーケンさんのお仕事の魅力を感じることができました。
自分が携わった物件が街中で目立って建っている。
その感動は想像を超えるものなのだと思います。
続いて、今後の展望について吉良さん、高嶋さんがお話してくださいました。
私は図面の書き方や設計についても勉強したり、自分なりにスキルアップをしていきたいと思っています。
生産管理部でも出荷する製品の積み方を図面に書いたりすることがあり、今のままだけでは不十分な点もあると思っているので、そのような能力も高めていきたいと思っています
自分のスキルを常に高めていこうという吉良さんの姿勢から僕自身、学ぶことが多くありました。
案件のリーダー的ポジションを初めて担当されるということで、高嶋さんからはとても大きなやる気が伝わってきました!
取材に同席いただいた高嶋さんの上司の方も高嶋さんの活躍を暖かく見守っている様子が感じられ本当に素敵な会社だと感じました!
株式会社ドーケンの魅力とは
続いてみなさんにドーケンさんの好きなところについて教えていただきました。
まずはみなさん暖かい方ばかりで本当に人となりが良いです。
そして育成制度や評価制度などがしっかりとしており社員を大切にしてくださるのも好きなところです。
他にも申請をすれば読みたい本を会社で購入していただける制度があったり、資格の取得手当があるところもすごく良いポイントだと思います
ドーケンさんでは、自分が読みたい本を申請すれば会社で購入していただけるという制度があるそうで、今回取材させていただいたお部屋の中には本棚がたくさん並んでおり、それらの本は自由に読んで良いそうです!
本好きの僕にとってはとても羨ましい制度です!
続いて吉良さんにお伺いしました。
評価制度が確立されている点がすごく好きなところです。
正直私はあまり目立つタイプではなく、自分のことをアピールしたりするのも苦手なんです。
そんな自分でもしっかりと成果を評価されているのでこの制度はすごく良いと思います
前回の取材の際に詳しくお伺いしていますが、ドーケンさんでは社員の頑張りや成果を評価し、給料や役職の昇進に反映することを行っているそうです。
自分の頑張りをしっかりと評価してもらえるとモチベーションに繋がりますよね!
続いて高嶋さんにお伺いしました。
やはり最初に話した、社内の暖かい雰囲気がとても好きです。
あとは、みなさん丁寧に話を聞いてくださるのも良いところだなと思います。
若手社員である自分の意見も真剣に聞いてくださいますし、良い意見を出せばすぐに取り入れてくれます
年齢に関わらず意見を受け入れて、それを取り入れてくださる環境はとても素敵ですね!
続いて、ドーケンさん、特に生産技術部に合う人物像について吉良さんにお伺いしてみました。
先ほど話したように生産技術部では外部の方とコミュニケーションをとることが多いという特徴があります。
だから真面目で誠実な方、そしてコミュニケーションをとれる方が向いていると思います。
また業界に対する知識や経験がなくても入社してからの育成制度が整っているため、未経験の方でも前向きな気持ちさえあればすぐに活躍できると思います
ドーケンさんでは、未経験の方でもどんどんスキルアップをしていくことができそうです!
最後に吉良さん、高嶋さんのお二方から学生のみなさんにコメントをいただきました。
ドーケンでは、社員を育成するための制度がしっかりと整っているので、もしこの記事を読んで少しでも興味を持ってくれた方はぜひきていただきたいです!
誰でも成長できる環境がある素敵な会社だと思います
ドーケンは、何でも挑戦させてもらえる環境があります。
私自身この会社で働いていてとても楽しいです。
それに、僕のように高校卒業後入社4年目でメインのポジションを経験させていただいています。
少しでもドーケンに興味を持ったからはぜひご連絡お待ちしております
ドーケンさんでは、自分がやりたいと望んだことなど何でも挑戦させていただける本当に素晴らしい環境が整っているそうです。
新しいことにもどんどん挑戦してみたい。そんな方にはピッタリの会社なのではないでしょうか。
株式会社ドーケンさんのお話を伺って
今回の取材では、株式会社ドーケンさんの生産技術部の御三方に取材させていただきました。
プレキャストコンクリートはPayPayドームやマンションなど私たちの身近にあるにも関わらず、普段聞くことのないあまり馴染みのないものだと思います。
私自身もプレキャストコンクリートというものを今回の取材で初めて知ることができ、とても楽しい取材になりました。
ドーケンさんのやる気さえあれば新しいことにどんどん挑戦させていただける、かつ社員を育成・評価するための制度が整っているという環境がとても魅力的で、ぜひこの業界に興味のある方に一度見ていただきたい素敵な会社さんだなと感じました。
株式会社ドーケンさんに興味を持った方はぜひドーケンさんのホームページを覗いてみてください!