現役大学生は就職活動をどう捉えてる?〜福岡大学3年伊崎はるなさん〜

ナビ系就活逆求人型就活就活エージェントなど、現在の就職活動は一つには括ることができません。

それでは、現役学生は就職活動に対しどのような目的を持ち、どんな手段を使っているのでしょうか。

また、現役大学生は現行の就活フォーマットに対しどのような不安や悩みを持っているのでしょうか。

本シリーズは、企業に勤める大人の方も、同年代の学生も気になる「就活生のリアル」に迫ります。

このシリーズのライターは就活生と同じ世代の学生。だからこそ不安や悩みに共感し、就活生が発する言葉のニュアンスを拾い、生の声を記事としてお届けしたいと思います。

今回取材を引き受けてくれたのは、福岡大学商学部3年の伊崎はるなさんです。

伊崎さんはNavi-razの駆け出し専属ライターとしても活動してもらっています!

現行の就職活動に触れているのは現役大学生だけです。

それでは「伊崎はるなさんのリアルな就活」に迫っていきましょう!

大学に入学するまでは見えなかった「キャリア」

ーはるちゃんが通っていた高校はどんな高校でしたか?

はるちゃん「商工がつく高校だったから、商学系もいれば工学系もいる高校でしたね。私はそのうちの商学側にいて、情報処理とかを勉強していました。」

ーそういう分野を勉強してたから、大学でも商学部に所属しているの?

はるちゃん「実はそういうわけでもなくて。高校時代は本当にこの先何をしたいかとかが定まっていなかったので、就職でも進学でも良かったというか、自分では決めきらないというか、って感じだったの。それで担任の先生に相談したら、伊崎はまだ進路が定まってないんだったら進学するのがいいんじゃない?みたいなニュアンスのことを言われて大学に進学することにしたの。」

ー担任の先生に後押しされたとはいえ、進学することに不安はなかった?

はるちゃん「めちゃくちゃあったよ!当時は先が見えない不安が本当に大きくて、何も決まっていないまま大金を払って進学してもいいのかなって悩んだ。まだまだ前向きな考え方はできていなかったけど、物事を簡単に決められる性格でもなかったから結構悩んだ決断だったかな。」

ー将来のビジョンが定まっていないまま進路を決めることって大変だよね。では大学に入ってみてどんな感じですか?

はるちゃん「やることはしっかりやりたいタイプの人間だから、講義もしっかり受けて、課題も期限までに出すスタイルで活動してるかな。だから単位が無いとかは苦しんではない。」

ー当たり前だけど偉いことだよね。いろんな学生がいますから。はるちゃんがそういう風に講義や課題に対して真剣に向き合うことができているのはなぜ?

はるちゃん「高校が専門系の学びだったから、結構な数、資格試験を受けてたんだよね。資格試験って短期的に勉強をして、試験に向けて準備をして、試験が終わったらまた新しい勉強を始めるみたいな感じなの。大学の講義もやることをやったら、また次が来るって感じだから、慣れていることが大きいのかも知れないね。」

ーだからはるちゃんいろんな資格持ってるのか!資格勉強の経験があるから大学の講義サイクルについていけているってことはもちろんあるとは思うんだけど、頑張って勉強をしようっていうモチベーションはどこから来るの?

はるちゃん「大学に入るって結構なお金がかかるものじゃない?そこで親から助けてもらってるし、それなのに私は何かこういうことをできるようになりたいっていうモチベーションで大学に入ってきてないから、勉強頑張らないとなって思ってる。」

ライター砂畑の大好きな喫茶店で取材をしました。

伊崎のバイト遍歴

ーはるちゃんは一人暮らしの大学生ということで恐らくアルバイトをしているのかなと思うんだけど、、、してますか?

はるちゃん「生きるためにしてます!(笑)」

ー一人暮らしでは必須ですよね。大学入ってからどのくらいでバイトを始めた?

はるちゃん「結構早い段階で始めたね。入学して、一旦落ち着いた頃から。」

ーそうね。僕もそのくらいのタイミングで始めました。なんのバイトをしてたの?

はるちゃん「近所のパン屋!!」

ー近所のパン屋!!はるちゃん似合いそうだね。そこで働くことになった経緯を教えてください。

はるちゃん「最初のアルバイトを始めるにあたって、お金を稼ぎたいことはもちろんあったんだけど、まずは自分の生活のリズムを確立させることに重きを置いてたんだよね。」

ーなんかかっこいいな(笑)

はるちゃん「そうかな?(笑)だから朝の早いパン屋さんでバイトをして生活リズムを整えていったかな。」

ーそのアルバイトの募集はタウンワークとかで見つけたの?

はるちゃん「ううん、歩いてて見つけた。」

ー歩いててバイトを見つけることがあるんだ。

はるちゃん「あるよあるよ。家の近くを散歩してた時に、かわいいパン屋を見つけたの。それでお店に近づいてみたらアルバイト募集の張り紙がしてあったからそのまま店員さんに声をかけたんだ。」

ーそのまま突撃したの!その勇気はどこから出てくるの?

はるちゃん「勇気?そんなにいることじゃないと思うけど(笑)。自分がアルバイトを探していて、気に入った店があったら突撃するでしょう。」

ーみんながみんなそうじゃないとは思うけど・・・(笑)パン屋さんでのアルバイトはどうでしたか?

はるちゃん「小さなパン屋さんだったから、アットホーム感が強くて、居心地が良かったかな。それにパンがすごく好きだったから楽しく働いてた。」

ーしかし、恐らくそのパン屋さんは辞めて違うバイト先に行くんだよね?

はるちゃん「そうそう。その次に始めたのが今も働いているお店かな。」

ーなんでパン屋さんは辞めたの?

はるちゃん「さっきも話したけど、大学に入学して初めてのバイトは自分の生活リズムを確立させながら働くことを目的としていたのね。だから本当にお金のことはあんまり気にしてなくて。ただ、福岡にきて1年くらい経って慣れてきた時に気が付いたの。時給低すぎって。」

ーそれはあるあるだね(笑)。最初はさ、こんなもんか、くらいで済んでたんだけど後々気がつくんだよね。

はるちゃん「そうそう。ただそのパン屋さんの働く環境とか、人との関係はとても好きだったからとっても悩んだよ。ただ、自分のしたいことができる環境に自分の生活を合わせるために、新しいバイト先を探し始めたんだよね。」

ーそれで今のバイト先ですね。どうやって見つけたの?

はるちゃん「ここはタウンワークとかそういう採用媒体には掲載されていなくて、お店が入っている商業施設のホームページに掲載されていて、見つけた。ただ、採用媒体って給料とか業務内容くらいしか紹介されてないじゃん?けどその情報だけじゃ分からないことってたくさんあると思ってるの。でも、どんな人が働いていて、どんな雰囲気とか思いで働いているのかを知る手段がインターネット上にはないから実際にお店に行ってみたの。そうしたら自分の好きな雰囲気で、働いている人たちのスタンスとかも共感できるものだったからここで働こうって決めたかな。」

知ることに対する好奇心

ーそれでは次に学業とアルバイトの他の活動について教えてほしいんだけど、何かしてますか?

はるちゃん「ちひろが入ってる企業取材サークルのお手伝いをしたことがあるかな。」

ーそうそう。Navi-razの学生ライター大塚千尋と同じ企業取材サークルだよね。そこでははるちゃんも取材をしていたの?

はるちゃん「いや、なぜか取材は回ってこなかったんだけど(笑)。イベントにスタッフで参加したり、講演会に参加したよ。」

ーなるほど。そもそもなんでそのサークルに入ることにしたの?

はるちゃん「きっかけは千尋の紹介だったんだけど、いろんな勉強になるかなと思って始めたかな。」

ーちょっと話しはそれるんだけど、学びに対する意欲ってどこから出てくるの?みんながみんな無垢に学びたいって思ってるわけじゃないと思うの。お金もらえないならしたくないとか、遊んでる方が楽しいとかさ。

はるちゃん「そうだな。私は学ぶことが楽しいと思えるからかもしれない。学ぶこととか知ることに対しては好奇心でしか動いてないかな。新しいことが知れるぞっていう好奇心。」

ーなるほど。知ることに対する好奇心がある理由を教えて欲しくて、はるちゃんはなんでそんなに好奇心豊かなの?

はるちゃん「だって、知らないことを知ったら、また次に知らないことが出てくるんだよ。それってすごく楽しいことじゃない?

ー知らないことのその先に楽しさを感じてるってことだね。知ることに対しては大きく2つあると思ってて、僕でいうと、知らないことが怖いから知りたいって思うんだよね。

はるちゃん「なるほど。そういうタイプもあるのか。」

ー共感してくれないってことは本当に楽しさを求めて「知る」という活動をしてるんだね。ただ、「知らないです!」って言えない人って結構結構いると思うんだよね。知ったふりをしてしまう人とか、興味を持つことが苦手な人とか。

はるちゃん「確かにそういう人もいるね。けど私は、知らないので教えてください!っていうことは苦手じゃないというか、そう言った方が自分に得だからって思うね。」

ーってことはやっぱり本当に知ることに楽しさを見出してるんだね。

伊崎流「就活術」

ーはるちゃん自身が、これは就職活動だと言えるなって思える行動を始めたのはいつ頃?

はるちゃん「うーん、正確には覚えてないけど3年の前期後半くらいかな。」

ーどんなことを始めたの?

はるちゃん「まずは一通り有名どころのアプリを入れたり、会員登録をしたかな。」

ー実際使ってみてどうだった?

はるちゃん「登録したサービス全てを網羅したわけじゃないから一概には言えないの。だけど使ってみて思ったのは、少し尖った言い方になってしまうけど、どこも同じようなことを書いてばっかりで、これでインターンに参加したり、面接にきてくれたりすると思ってるの?って思ってしまったね。」

ーおお、尖ったね(笑)。

はるちゃん「けどこれが就活生の本当の気持ちだと思うの。同じような情報しかなくて、理念はこういう意味ですとか、こういう業務をします。とか。これしか載ってないと会社の名前が有名なところに人が集まってそうでないところには集まらないスタイルになってしまう気がしてるのね。」

ーそれは大いにあると思うね。そう思ってるのははるちゃんだけじゃないね。

はるちゃん「だよねきっと。だからまずはいろんな企業の声を聞いてみようと思って合同説明会に参加するんだけど、そこでも当たり前のようなことしか説明されないことだってあるし。」

ーうんうん。ただそんな中ではるちゃんは自分が働きたい企業を見つけて、精力的に就活に励んでいるとき聞きましたが、その企業を好きになった理由は何?

はるちゃん「その企業も合同説明会で知ったんだけど、他の企業とは違うように見えたんだよね。若い社員の方と上役な感じの方が二人で説明をしてくれたの。本当にただ二人が会話してるようなスタイルで説明をしていて。他の企業では同じようなスタイルで説明され続けてたから、すごく惹かれるものがあったし、話している内容も共感できることだったからそこに決めた感じかな。」

ーなるほど。具体的にはどういう点に共感したの?

はるちゃん「その企業の方のが話していたのは、うちの会社はちょうど成長段階で、まだこの先どうなっていくか分かりません。だからこそ若いみなさんの力を借りて、楽しみながら新しいことを挑戦していきたいんです。みたいなことだったのね。その気持ちって、私が持ってる楽しいから知りたいとか、知ったら楽しいみたいなことに通づるなって思ったの。その後に事業内容とか、そういうものを調べてみても興味の持てる会社だということが分かって、全ての歯車が噛み合った感じかな。」

ーやっぱり他の企業とは違いました?

はるちゃん「全ての企業を知ってるわけではないんだけどさ、どこの企業の方も学生がとりあえず知りたいことは説明してくれるのね。理念、事業内容、部門、待遇、とか。ただそれしか説明されないから、その先がないというか。説明されて満足してしまうというか。とにかく次に知りたいことが見えてこない点は漠然と感じていたから、私が今、志望している企業は他とは違ったのかなと思う。」

ーはるちゃんにとってとても魅力のある企業だったんですね。

先のことなんてわからないけど・・・

ー4月から大学4年生になって、後一年もすれば社会人となって働いていくわけですが、この先の計画とかはあるんですか?

はるちゃん「4月からについてはさっきも話した企業の研修とかゼミでのプロジェクトがあるから、とりあえずそれを頑張るんだと思ってるかな。将来のことも考えたりはするんだけど、いつ何があって会社をやめるかわからないし、女性だから結婚すれば出産とかもあるだろうし、先のことっていくら考えてもわからないなって思う。けどその時々の自分が考えて正しく決めてくれると信じて過ごしてるかな。」

ー確かにわからないことだらけだもんね。だからこそ、こんな心持ちでいたいんだみたいな想いはある?

はるちゃん「これは面接に行ったりしても話すことなんだけど、お仕事をするうえで生活とのバランスっていうのはしっかりとっていきたいなって考えてるかな。私は自分の生活のことをあくまで一番に考えて生きていきたいし、そのうえでお仕事を楽しんでいければいいなって考えてるかな。」

ーじゃあはるちゃんにとってキャリアというものは、お仕事だけではないってこと?

はるちゃん「そうだね。私にとってキャリアっていうのはお仕事だけではなく、生活も含めた人生みたいなものだと思ってる。なので、人生を豊かに過ごしていくために、プライベートもお仕事も両立して楽しんでいけたらなと思います。」

あとがき

今回は福岡大学商学部3年の伊崎はるなさんにインタビューをしました。

「学び」や「知識の補充」、「経験」に対して貪欲なはるなさん
その行動の裏には、あたらしい世界を知ることの楽しさを求めていたようです。

最後まで読んでくださった皆さま、いかがでしたでしょうか?

先のことを予想できないのは学生も同じです。その中で自分の人生をどう楽しんで過ごしていくのかは人それぞれ。

また、職業観についても同様ですね。

働くことが楽しいから人生が潤う方もいれば、プライベートが楽しいから大変な仕事も頑張れる方もいると思います。

これは企業からみても同じなのではないでしょうか?

働くことを楽しんでくれる社員を求めている企業もあれば、成長の場として仕事を捉え、スキルアップに効果的な業務をできる企業もあるでしょう。

Navi-razではそんな企業の思いも、学生の思いも発信していきたいと思います。

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