2023年3月1日、那珂川市西畑で行われたのは株式会社福島工務店・新社屋の竣工式。
「新社屋を建設するなんて夢物語だと思っていた」
7月1日に創業50年を迎える株式会社福島工務店の森社長は竣工式の挨拶でこのようにお話されました。
企業に就職すれば1日の大半を過ごすこととなる社屋。
学生の皆さんも“綺麗なオフィス”や“カッコイイ事務所”に憧れたことがあるのではないでしょうか。
今回ナビラズ編集部が密着したのは、株式会社福島工務店(以下:福島工務店)さんの新社屋竣工式。
シックでスタイリッシュにデザインされた福島工務店さんの新社屋に込められた想いを学生の皆さんにお届けしつつ、新社屋の一部も写真で発信したいと思います。
ということで、福島工務店さんの新社屋竣工式レポートスタート!
なかなか体験することができない新社屋の竣工式。
ありがたいことに竣工式へ密着させていただくこととなったナビラズ編集部。
まずは10:00〜行われた神事に参加。
福島工務店さんの今後の繁栄と活躍、そして新社屋の加護を参加者全員で祈りました。
その後行われたのはテープカット。
福島会長や森社長、協力企業の方々がテープの前に並び息を揃え、福島工務店さんの新社屋竣工のお祝いと今後の活躍へ皮切りの想いを込めてテープカット。
参加者からは大きな拍手と喜びの声が送られました。
その後、新社屋2階の大会議室で行われたのは竣工式。
参加者を代表した数名の方からお話しいただきました。
まずお話されたのは森社長。
新社屋を建設することは以前からの夢でした。
しかし、実際に日々の業務を進めながら新社屋を建設するというのは簡単なことではありません。
それに福島工務店の全社員が努力すれば良いというわけではなく、建設に直接的にも間接的にも協力してくださる方々の存在が必要不可欠です。
ですので新社屋を建設するというのは私にとっては実現することができない夢物語なのかもしれないと感じることが多くありました
お話で印象的だったのは、新社屋建設は実現できないのではないかと感じていたという森社長の言葉。
マイホームを建てることも、想像するだけでとても大変そうだと感じますよね。
マイホームであれば自分だけの責任ですから自己判断で何とかいくこともあると思いますが、新社屋を建設するというのは考えきれないほどのリスクもついてきます。
そんな中、夢物語だとお話しされた新社屋建設を実現させた福島工務店さんはじめ森社長は、どのようなお考えを持っていたのでしょうか。
何度も諦めなければならないのかと考えた新社屋建設でしたが、この夢を私は諦めませんでした。
夢というものは簡単には実現できません。
それに向かって一生懸命努力した者だけが叶えられるのが夢なんです。
そうやって何度も自分を鼓舞して、足を止めずに走り続けた。
さらには多くの方々のご理解やご協力をいただくことができ、今日、新社屋の竣工式を取り計らうことができました
諦めずに走り続けたその先にあった竣工式という今日の日。
この素晴らしい日に、森社長から福島工務店さんの全社員さんへ向けてこのような言葉が送られました。
全社員に持ってほしい3つの誇りを伝えます。
1つ目は、これまでの先輩方や自分たちの努力を理解し、今年で50周年を迎える企業であるという誇り。
2つ目は、この地に本社を構えることができる会社の社員であるという誇り。
3つ目は、これからは多くの想いが詰まった素晴らしいこの社屋で働くことができるという誇り。
この3つの誇りを持って今後も勇往邁進していこう
実現できないのではないかと諦めかけた新社屋の建設を、弛まぬ努力と周りの方々の支えで実現した福島工務店さん。
これからはさらに3つの誇りを持って、新たなユメに向かって駆けていきます。
株式会社福島工務店・新社屋の一部を大公開!
福島工務店さん、森社長、協力企業の方々、地域の方々、多くの皆さんの想いが詰まった新社屋。
その一部をお写真とともに学生さんへ公開していきたいと思います!
まずは社屋の全体像。
坂道を巧みに活用した土地に建てられた新社屋。
坂の麓(ふもと)にはお客様用の駐車場、そしてエントランスが構えられています。
坂の頂上側には開放的なバルコニーに繋がる階段、そして竣工式の行われた大会議室があります。
エキゾチックな入り口を潜ると待ち構えているのはこちら。
コンクリートで造られた螺旋階段。
圧倒的な存在感と、これまで福島工務店さんが以心伝心という大きな軸を持ってご活躍されてきたことを象徴するようなこの螺旋階段は、型枠業を行う福島工務店さんの高い技術力によって成立しています。
新社屋の設計を担当された松田さんは、竣工式でこのようにお話しされました。
福島工務店さんの新社屋は“コンクリート化粧打ち放し”というデザインがなされています。
このデザインは現場一発勝負。
つまり、型枠にコンクリートを流し込ん後は脱型するのみです。
壁紙を貼ったり塗装をしないデザインだからこそ、現場での作業は細心の注意を持って行われましたし、作業に至るまでに綿密な打ち合わせを行いました。
福島工務店さんの確かな技術力と、現場で作業をされた皆様の努力の積み重ねで表現されているのが、この“コンクリート化粧打ち放し”なんです
学生の皆さんが耳にしたことのある言葉でいうと“うちっぱなし”といった形でデザインされた福島工務店さんの新社屋。
単に型枠にコンクリートを流し込むだけではなく、流し込んだ後に型枠の外からトントンと金槌で衝撃を与え、コンクリートを整えたそうです。
螺旋階段の左右にある壁が輝きを持ち、鏡のように景色を反射させていますよね。
これがコンクリート化粧打ち放しならではの表情だそうです。
規則的、そして様々な表情を見せる螺旋階段は上の階へと続きます。
階段を登ると竣工式が行われた大会議室へと続き、大会議室からはバルコニーに出ることができます。
扉は全面ガラス張りで開放感があり、バルコニーの高さが生む高揚感も抱くことができます。
株式会社福島工務店の目指すもの。
これまでにナビラズでは福島工務店さんへ2回の取材を行いました。
第一回目に取材させていただいたのは、森社長。
以心伝心・勇往邁進・一日一生という3つの言葉を経営理念として掲げているとお話しいただきました。
さらには、経営理念を掲げたのであればこれに向かって努力をしていかなければならないとも口にされていました。
全社員の心を繋げ、日々を大切にし、果敢に走り続けていく。
竣工式での森社長のお話から浮かぶ会社像、新社屋が表す会社の風格、まさにこの3つの経営理念に向かって走り続けていることが分かります。
まだご覧になっていない方は以下のURLより森社長への取材記事をぜひ読んでみてください。
「建物が出来上がった時の達成感や喜びは最高なのものです」 仕事に対する想いを熱く語るのは株式会社福島工務店(以下:福島工務店)代表取締役森靖崇社長。 福島工務店さんは、建物を建てる際にコンクリートを流すための型枠を作る会[…]
さらに森社長が話した福島工務店さんの展望は“女性社員の活躍”。
2030年までに社員数の1/3を女性社員とし、皆が働きやすい環境と社内体制をつくることを目標と掲げています。
森社長にお話しいただいた内容に触れつつ、さらに福島工務店さんの魅力を探ったのが第二回目の取材記事。
この回では、人事部山口さん、工務部福島さん、資材・運搬管理部野本さん、事務管理部小嶋さんに取材をさせていただきました。
皆さんが一様にお話しされたのは“福島工務店の社内環境の良さ”について。
野本さんは社内行事の多さとその内容について、他部署の方々とのコミュニケーションを取れてさらに親睦を深めることができる魅力あるものだとお話しされました。
福島さんは社内制度の誠実さについてお話しされました。なんとなく“昔っぽい”とイメージしてしまいがちな建設業界において、勤務体制や福利厚生がとても充実していることに触れ、この文化を次の世代まで繋げていきたいと語りました。
小嶋さんは女性ならではの目線で、福島工務店さんの働きやすい環境についてお話しされました。元々は男性が多い業界でありながら、女性社員も整備された環境で活躍することができる環境の魅力に触れることができます。
山口さんは人事というお立場から、森社長が掲げる女性社員の雇用機会創出に前向きなお話しをされました。ご自身の娘様にも胸を張って“福島工務店で働かないか”と言えるような環境をつくることの重要性を確信し、現在も会社の枠を超えて人事のお仕事をされています。
より詳しい内容は以下の取材記事から確認してみてください!
“業界の未来のために今、種を撒く” こう話すのは、株式会社福島工務店人事部部長の山口さん。 今回取材したのは、型枠大工工事業を行っている株式会社福島工務店(以下:福島工務店)さん。 福島工務店さんは、型枠大工工事業[…]
今回の新社屋竣工から見える福島工務店さんの姿は、学生の皆さんにとっても輝いて見えるのではないでしょうか。
過去のインタビュー記事からも分かるように、福島工務店さんが働く環境について目に見える部分もそうでない部分も整備し、誰もが働きやすく、そして働くことに誇りを持てるようにしています。
新社屋を基点に、これからもご活躍される福島工務店さんから目が離せませんね!
福島工務店さんについてより深く知りたい方はぜひホームページもご覧ください。